物価が安いことで有名なバルト三国のリトアニア。実際のところ物価は日本と比べてどうなのか気になりませんか?
リトアニアの物価は、日本(東京)と比較するとだいたい半額くらいです。
え?と驚く安さのものもありますし、観光スポットど真ん中のレストランは日本とさほどかわらなかったり・・・。
今回は、そんなリトアニアの物価について、物のカテゴリー別に調べてみました。これからリトアニアに訪れる方はぜひ参考にしてみてください♪
リトアニアをもっと知る
このページの目次(もくじ)
リトアニアの物価は『日本の半分』くらい
リトアニアの物価は日本の約半分と言われていますが、生活用品や食材によって変わる部分もかなりあります。
2015年から自国の通貨であったリタスが廃止され、ユーロを導入したため、少しずつ物価が上がっているのも事実です。
そんなリトアニアの物価について説明していきます。
リトアニアのホテル宿泊費の目安
旅行で訪れるなら絶対知っておきたいのがホテルの宿泊代の目安!
首都であるヴィリニュスのホテルで言うと、1泊あたり7,500円〜22,000円程度でほとんどがヴィリニュスの旧市街に位置します。
- 3つ星ホテル:7500円前後
- 4つ星ホテル:12,000円前後~
- 5つ星ホテル:22,000前後~
- ホステル:1,000~3,000円前後
リトアニアの食事・レストランの物価
リトアニアの外食は基本的に安いです。
その時のユーロ相場によって価格は前後しますが、お昼ご飯はどこのお店でもランチメニューがあり、4ユーロ(約484円)程で食べることができます。
大体サラダとメインの肉や魚、スープ、ご飯やパンなどの主食がついてきます。
ディナーもメインは約8ユーロ(約968円)。
観光地では少し値上がりしますが、日本より高くなることはあまりないと思います。
また伝統料理のツェペリナイなどは約4ユーロ。
また、意外かもしれませんがリトアニアで特におすすめしたいのがピザ!
リトアニアでは1番大きな直径50cmのピザを10ユーロ〜15ユーロ(約1210円〜約1815円)で食べられます。
50cmというと、コストコのピザよりも大きいです(笑)多くの場合、本場・イタリアのシェフが作っており、とても美味しい!
1枚を大体3〜4人で食べるくらいがちょうどいいのでとてもお得♪
チップの習慣はあまりまりませんが、特別親切な対応をしてもらったり、ご飯が美味しかった場合には食事代の10%ほどを置いておきましょう。
- ファーストフード店:400~600円程度
- カジュアルなレストランで一食:500~1,000円程度
- 中級程度のレストランやコース料理:1,500~2,500円程度
リトアニアの食料品・飲料・お菓子の物価
スーパーやコンビニは旅行者にとっても強い味方!大袋のお菓子や、調味料などをお土産にするのも楽しいですよね♪
リトアニアのスーパーで見てきた価格をご紹介します。
水・お茶・ジュースなどの飲料
1.5Lのミネラルウォーターは、0.6ユーロ〜1ユーロ(約73円〜約121円)で、値段が違うわりに味は大して変わりませんでした。
日本人向けなのは「Minkštas」と書いてある軟水。
1.5Lのジュース、コーラは1ユーロ〜1.5ユーロ(約121円〜約180円)で日本より若干安いかな。
ペットボトルにはあらかじめ容器料金が含まれており、スーパーなどのリサイクルマシーンに入れると1本あたり0.1ユーロ(約12円)返ってきます!
牛乳は1Lあたり0.7ユーロ(約85円)と日本よりかなり安いです。
しかし、含脂肪量に差があるので、よく見て買いましょう!
- 水(1.5L):0.6ユーロ〜1ユーロ(約73円〜約121円)
- ジュース・炭酸飲料:1ユーロ〜1.5ユーロ(約121円〜約180円)
- 牛乳:0.5ユーロ(約60円)
ビールなどのアルコール類
リトアニアの物価の中で、アルコールは値段が高い部類に入ります。
というのも、リトアニア人は一人当たりのアルコール消費量が常に世界トップ3に入るほどお酒好きな国民。
アルコール依存者が多いことを背景に、酒税がかなりかけられています。
それでも実際の値段は日本と比べるとかなり安く、レストランやバーでビールを頼むと500mlは2.5ユーロ〜3ユーロ、1Lが5ユーロです。
ハイネケンやコロナいった輸入ビールも安く手に入れることができます。
ワインやウイスキーも5ユーロ(約610円)程からと、多くの店でたくさん種類が揃えてあるので、予算と好みと相談しましょう。
- コロナ:6本あたり7ユーロ(約847円)
- ハイネケン:1本あたり1.1ユーロ(約130)
- リトアニアの銘柄のビール:1本あたり0.7ユーロ〜1.2ユーロ(約85円〜約146円)
お菓子
リトアニアではヨーロッパ中のチョコレートが手に入ります。
世界中で有名なドイツのチョコレート・Milkaの板チョコは約1ユーロ(約121円)。
リトアニアのチョコレートメーカーであるRūtaのチョコレートは1つ18gの板チョコが約0.3ユーロ (約37円)。
普通の100gくらいの板チョコは0.6ユーロ程(約73円)で売られています。
ナッツ類は量り売りで、クルミは1Kgあたり約16ユーロ(約1936円)、アーモンドは300gで約5.5ユーロ(約666円)程。
ポテトチップスなどのスナックは、リトアニアでよく食べられているLaisが215gで1.8ユーロ(約217円)、プリングルスが2ユーロ(約242円)。
Laisは215gの方では大きいので、小さい方がおすすね!70gほどですが、1ユーロ前後で購入できます。
- チョコレート菓子:板チョコ1枚0.6ユーロ(約73円)
- ナッツ類:1Kgあたり16ユーロ程(約1936円)
- ポテトチップス:Lais・215gあたり1.8ユーロ(約217円)
生鮮食品
短期の旅行だとなかなか購入する機会はないかもしれませんが、生鮮食品の値段もご紹介します。
豚肉の塊が1Kgあたり4.05ユーロ(約490円)、七面鳥のひき肉が1Kgあたり3.58ユーロ(約422円)、国産肉100%のソーセージが1Kgあたり4.3ユーロ(約520円)です。
たいてい表示は全て1kgあたりの値段です。
卵は、安いもので10個で約1ユーロ(約121円)~。
また、魚はあまり種類がありませんが、スモークサーモンは安く手に入り、100gあたり約1.15ユーロです。
日本と違って、卵が綺麗に洗われておらず羽がついたままであったり、卵が割れているなんてことがあるので、買う前にパッケージを開けて中を確認しましょう。
野菜や果物も量り売りです。
そのためバナナなど、房のものはちょうどいい数でちぎってOK。
トマトは1Kgあたり2.6ユーロ(約314円)、キャベツ、人参、玉ねぎ、ジャガイモは1Kgあたり0.2ユーロ(約25円)と破格です!!!
りんご、バナナは季節によりますが、大体1Kgあたり約0.6ユーロ(約73円)
- 豚肉:4.05ユーロ(約490円)
- 国産ソーセージ:4.3ユーロ(約520円)
- 卵10個:1ユーロ(約121円)
- トマト:2.6ユーロ(約314円)
- キャベツ:0.2ユーロ(約25円)
- りんご:0.6ユーロ(約73円)
- バナナ:0.6ユーロ(約73円)
※卵以外1Kgあたりの値段
乳製品
リトアニアは乳製品がとても安い!乳製品が安いことで有名なフランス人からみてもとても安いのだとか。
モッツァレラチーズは1袋0.87ユーロ(約106円)、クリームチーズは1箱175g1.15ユーロ(約140円)、カッテージチーズは1Kgあたり4.28ユーロ(約518円)と、日本に比べると1/3以下のものもたくさんあります!
バターは200gあたり2.09ユーロ(約252円)、生クリームは380gで1.89ユーロ(約229円)。
さらにヨーグルトは400gを0.5ユーロ(約61円)。こんなに安いのにとても美味しいですよ♪
- モッツァレラチーズ:0.87ユーロ(約106円)
- クリームチーズ:175g・1.15ユーロ(約140円)
- カッテージチーズ:1Kgあたり4.28ユーロ(約518円)
- バター:200g・2.09ユーロ(約252円)
- 生クリーム:380g・1.89ユーロ(約229円)
- ヨーグルト:400g・0.5ユーロ(約61円)
リトアニアの人気お土産の物価
シャコティス:2ユーロ〜3ユーロ(約142円〜約163円)
リトアニアのお土産の定番・シャコティスはお土産サイズの小さいもので2ユーロ〜3ユーロ(約142円〜約163円)。
見た目からしてインパクトのある伝統的なお菓子はお土産にピッタリ♪
リトアニアの公共交通機関・タクシー料金の物価
トラム・バス
トラム、バスは路線が違うだけで値段は一緒です。
同じ市内であればどこまで行っても1ユーロ(約121円)!
乗車したらまず最初に運転手さんにお金を渡し、レシートのような薄いチケットを受け取りましょう。
鉄道
リトアニアの鉄道は基本的にカウナス↔︎ビリニュスのように都市と都市を結ぶものです。
値段はとても安く、
- ビリニュス↔︎クライペダが2等車で17.40ユーロ(約2105円)、1等車で25ユーロ(約3025円)
- ビリニュス↔︎シャウレイが2等車で11.6ユーロ(約1404円)、1等車で19ユーロ(約2299円)
駅の構内でチケットを買うことができ、カードも現金も利用可。
電車内でもチケットを買うことはできますが、手数料として1.5ユーロ(約182円)取られます。車内でもカード・現金共に利用可。
タクシー
リトアニアのタクシーは年によって初乗り料金が変わります。
都市名 | 初乗り料金 |
カウナス | 0.8ユーロ(約97円) |
クライペダ | 0.8ユーロ(約97円) |
ヴィリニュス | 1ユーロ(約121円) |
日本に比べると初乗り料金からしてかなり安いですよね!ただ、たまにぼったくりのタクシーもあるらしいので、行き先を伝えた後に値段を聞いた方が良さそうです。
1Kmごとの料金 | 1時間待たせた場合の金額 |
0.58ユーロ(約71円) | 9ユーロ(約1089円) |
0.45ユーロ(約55円) | 15ユーロ(約1815円) |
0.62ユーロ(約75ユーロ) | 8.5ユーロ(約1029円) |
リトアニアの有名観光スポットの料金目安
ヴィリニュス旧市街
リトアニアの中でも、ビリニュスの旧市街は一番物価が高いように感じました。
レストランで食事をする場合、カウナスでは500円〜700円ほどでランチができますが、ビリニュスでは旅行者向けのお店も多く、1,000円を超えることが多いです。
しかし、ビリニュス旧市街は街歩きを楽しむ、という部分が強いので、観光にはあまりお金がかかりません。
教会の入場料も無料です。30ユーロ(約3630円)あれば、ランチやお茶を楽しみ、ちょっとした買い物もすることができます。
トラカイ城
トラカイ城の付近は基本的に何もないので、お城の見学とお土産の購入、そして食事が基本となります。
お城の入場料は大人8ユーロ(約968円)、学生・シニア4ユーロ(約484円)。英語でのガイドツアーの参加費は18ユーロ(約2178円)です。
そして、トラカイ名物といえばキビナイ!
トラカイにはキビナイのお店が多く、手軽に食べることができます。1つあたり2ユーロ(約242円)から食べることができます。
ただ、メイン料理は12ユーロ(約1452円)からと他の都市に比べるとお高めです。お土産も高いので、他の都市で買うのがおすすめです。
十字架の丘
十字架の丘があるシャウレイの物価は、ビリニュスなどに比べると安くなっています。
そもそも、十字架の丘での入場料はなく、往復もバスで行くことができるので、かなりリーズナブルな観光が可能。
十字架の丘周辺に食事をする場所があまりないため、バスターミナルで食事を取ることになると思います。
レストランで食事をしたとしてもランチが5ユーロ(約605円)~と、ビリニュスやトラカイに比べるとリーズナブル。
カウナス
リトアニア第2の都市・カウナスでは、杉原千畝が実際に使用していた「杉原ハウス」に行くことができます。
入場料は大人4ユーロ(約484円)、学生2ユーロ(約242円)。そのほかにも、旧市街ではカウナス大聖堂を始め、様々な教会を訪れることができます。
基本的に入場料は無料。わたしが訪れた中で、カウナスは他の観光地に比べ最も安く感じました。
ランチはどこでも5ユーロ(約605円)以下でしっかり食べることができます。
また、お土産もビリニュスで買うより安いので、カウナスを訪れる方はお買い物もされることをおすすめします!
リトアニアの物価 まとめ
リトアニアの物価は日本に比べかなり安いものもあれば、さほど変わらないものもあります。
日本より高いことはほとんどないので、北欧の雰囲気もヨーロッパの雰囲気もお手軽の楽しむことができます♪
リトアニア現地でのお買い物にはクレジットカードと現金の両方が必要です。
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