オランダ旅行でアムステルダムを拠点にいろいろ周遊するのにどんなチケットを買うべきか真剣に調べたのでメモとして残しておきます。
オランダ版SuicaといわれるOV-chipkaart(OVチップカード)は割高なので短期間では購入しない方が良いという意見もありますが、便利だし絶対おすすめと在住者からアドバイスいただき、購入を決めました。
ちなみに旅行者の場合は無記名式しか買えないので在住者であれば受けられる子供(4歳から7歳)の割引Kids Vrij(キッズフリー)が受けられず割高となります。
子連れの場合はRailrunner(子供専用乗車券)を買うのが一番お得(なんと2.5ユーロで1日乗り放題!!)なので、面倒ですが大人→OVカード、娘(5歳)→Railrunnerという布陣でいきます。
少々割高になったとしても毎回チケットを購入しなくてすむよう時間を優先するか(わたしはこっち派)、手間がかかっても少しでも安いほうがいいか、きっちり比較したいなら行く場所や使う日数などをそれぞれが算出するしかなさそうです。
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(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
持ち物については「オランダ旅行に必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ながら準備をどうぞ!
このページの目次(もくじ)
OVチップカード(OV-chipkaart)料金・購入方法
OVチップカードは日本のSuicaやICOCAと同じ交通ICカード。使ったことある人ならいかに便利かは言わずもがな。わたし東京でSuicaなしで生きていけないほどです(笑)
オランダも日本と同じく
- 記名式(Personal)黄色のカード
- 無記名式(anonymous)青のカード
があり、住所が必要なので旅行者は無記名式オンリー。
前述したとおり、子供とかシニアとかの特別料金は記名式でしか使えないので在住者は断然記名式がよいでしょう。
再発行可能だったり、定期割引もあるし銀行口座を設定しておけば自動入金までできます。
料金・有効期限
カードの料金が7.5ユーロ。5年間有効で払い戻し不可。
払い戻しが不可なので、旅行者にはもったいないというアドバイスが多いみたいですが、ピッてやるだけでいくらか考えないでいいのってめっちゃ楽だけどな~。
残高は鉄道で最低20ユーロ、トラムやバスでは4ユーロ必要。
無賃乗車を取り締まるための最低金額なのでだいたいとこへ行くにも片道20ユーロくらいあれば足りるってことでもあるみたい。
上限は150ユーロですが、紛失リスクも考えて大きな金額をチャージすべきか否か判断しましょう。
利用範囲
オランダ国鉄(NS)、トラム(路面電車)、バス、フェリー、メトロのすべてで利用可能。
めっちゃ便利!!
Amsterdamの公共交通機関は国営ではなく、市営のGVBが行っています。そのため国鉄のチケットはNSアプリで買えるけど、メトロやトラムはダメなどルールを覚えるのも一苦労。
NS
NS Reizigers B.V.無料posted withアプリーチ
4都市周遊+アムステルダムちょっと長めの滞在だったわたしは何も考えずOVチップカード1枚でぐるぐるまわるのが気楽でした。
販売場所
駅窓口、券売機、スーパー、タバコショップで購入可能。
色々質問したいなら駅で買うのがベター。
OVチップカード(OV-chipkaart)利用方法
チャージ方法
- Englishを選択
- Reloadをタッチするとと insert your OV-chipkaartと表示されるのでカードを乗せる
- AddValueを選択
- チャージ金額を選択
- 支払方法を選択
- 「Warning!」「Don’t remove the OV-chipkaart.The card is being
loaded.」と表示されるので待つ - 支払い完了
乗り方・使い方
緑の矢印があるゲートにピットすればOK。赤の×は通れないので気を付けましょう。
スキポール空港のようにゲートがない場合は黄色いポールがあるので、そこでスキャンしてください。
降車時のタッチも忘れずに。
降りるとき残高が見れるので、足りなくなったらチャージ!
OVチップカード(OV-chipkaart)注意点
罰金
オランダに限らずヨーロッパの鉄道では改札なしでチェックインできることが多いので、無賃乗車も多いです。
そのため抜き打ち検査が行われ、スキャンしていないと罰金の支払いが発生。
50ユーロ+チケット料金の支払になるので絶対に無賃乗車はやめましょう。
払い戻し
前述の通り7.5ユーロのカード代金は払い戻しできません。
しかし、残額が30ユーロ以下であれば窓口で残りの金額の返金は受けられます。
早くアプリが出てカードの料金も不要になるといいな~。
デポジット
日本と違って乗車時にいったんデポジットが引き落とされ、降車時に金額を清算するシステムです。
チェックアウト(降車時のスキャン)を忘れるとデポジット全額をとられてしまいます。
金額は最低残高と同じく、鉄道で最低20ユーロ、トラムやバスでは4ユーロです。
忘れた場合は15日以内にネットで申請、返金できるらしいですが旅行者やらないよね…。気を付けよう!!
オランダをもっと楽しむ
シティパス
オランダで使えるシティパスを調べました。通常3つの選択肢がありますが、コロナでオランダパスが発売中止だったので今回は2つに絞って説明します。
わたしが一般的な旅行者にすすめるなら、アイアムステルダム・シティカード。
変更もあるので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう!
対象エリア | 対象施設 | 料金 | 公共交通機関 | |
---|---|---|---|---|
アイアムステルダム | アムステルダム | 70以上 対象外施設注意 |
60ユーロ(24時間) 85ユーロ(48時間)etc |
◎ 運河クルーズ |
ミュージアムカード | オランダ全土 | 450以上 | 64.9ユーロ | × |
オランダパス | オランダ全土 | 対象外施設注意 | – | 選択可能 |
アイアムステルダムシティカード(I amsterdam City Card)
アムステルダム単独で色々周りたいなら絶対おすすめ。
市内の乗り物が乗り放題、美術館や運河クルーズが無料になりとってもお得です!わたしは72時間チケットを愛用しているGetyourguideを使って購入しました。
- 24時間(60ユーロ)
- 48時間(85ユーロ)
- 72時間(100ユーロ)
- 96時間(115ユーロ)
- 120時間(125ユーロ)
ただし人気2トップのゴッホ美術館、アンネフランクの家では利用できないので(ズルいよね笑)計算を間違わないよう気を付けてくださいね!
ミュージアムカード(Museumkaart)
その他の地域も周遊するならミュージアムカードもあり。
400の美術館、博物館が1年間入場無料。しかもたったの64.9ユーロというので購入の筆頭候補でしたが現在は旅行者の場合ルールが変更になりました。
31日で5回しか利用できないので、ちょうど5つくらいの施設を周る人にはぴったりですがわたしには少し足りない…。
1つ13ユーロ以上する美術館に絞ってミュージアムカードを使い、そのほかは個別購入で対応しました。うまい使い分けができて満足しています。
各シティパスの詳細比較へ別の記事にまとめました。
現地ツアーに参加する
オランダは比較的治安もよく個人旅行でも十分楽しめます。
しかしおそらく想像以上に大きな都市なので、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
わたしもオランダガイド倶楽部で半日現地の日本語ガイドを利用し、オランダの生活や文化について沢山教えてもらいました。
おかげで記事がより充実したものになり大変満足しています。
また最近のお気に入りはGetYourGuide!
ツアーの種類が豊富で、チケットの取り扱いも多くおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
観光の注意点
アムステルダムはオランダ国内では最も治安の悪い都市と言われています。日中は旅行者も多く普通に観光できますが日本とは全くレベルが違います。
ヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
どんな都市でも旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
旅行の準備は「オランダに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
オランダ関連の書籍を10冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全467ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
アムステルダム、ハーグ、デルフト以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
オランダのハイライトはもちろん、美術館内の見どころや、オランダ料理などグルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また、kindle版のみ分冊版があるため、オランダにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
OVチップカード(OV-chipkaart)まとめ
近々日本と同じくOVチップカードがアプリになるという話も聞きました。
ますます便利になってより旅が快適になりますね!
快適さと料金はいつも天秤にかけられる問題ですが、それぞれの旅行スタイルや経験値、使える時間などを考慮してぜひご自分に最適なものを選んでみてください!
楽しい旅になりますように。
オランダをもっと知る
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アムステルダムでぜひ泊まっていただきたいのがピューリッツァーアムステルダム。
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