オランダはトラム、バス、地下鉄がそれぞれ発達しており、簡単にいろんなまちへアクセスることができます。
《タクシーが世界一高い国》とも言われているため、公共交通機関を使うことができれば便利な上に料金を抑えることができますよ!
各公共交通機関の乗り方は日本と少し違う部分があり最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばとっても簡単!
今回は、オランダの公共交通機関(バス・トラム・地下鉄+タクシー)の乗り方や料金、注意点などを徹底解説します!
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このページの目次(もくじ)
オランダの公共交通機関
オランダの公共交通機関は主に以下の3つ!
- バス
- トラム
- 地下鉄
3つともチケットは共通しており、距離ではなく時間で料金が異なるシステムを導入しています。
時間内であれば3つのうちどれに乗ることもでき、どこまでも行けるのでとても便利。
2018年3月からアムステルダムでは現金の支払いができなくなっています。必ずクレジットカードを用意しておきましょう!
関連記事オランダで使えるおすすめクレジットカード|元クレカ社員が選ぶ無料&ゴールドカード!
OVチップカード(OV-chipkaart)
オランダ版SuicaといわれるOV-chipkaart(OVチップカード)。
カード代金が7.5ユーロで払い戻しができないため、短期間では購入しない方が良いという意見もありますが、わたしは利便性も考えるとかなりアリだと思います。
アムステルダム内だけでなく、郊外やその他の主要都市に行く際の国鉄にも使えるので、周遊するなら持っておきたい1枚。
ちなみに旅行者の場合は無記名式しか買えないので在住者であれば受けられる子供(4歳から7歳)の割引Kids Vrij(キッズフリー)が受けられず割高に。
子連れの場合はRailrunner(子供専用乗車券)を買うのが一番お得(なんと2.5ユーロで1日乗り放題!!)なので、面倒ですが大人→OVカード、娘(5歳)→Railrunnerという布陣でいきます。
詳しくは「オランダ版SuicaOVチップカードの料金・購入方法・使い方徹底解説」をご覧ください。
滞在日数が少なく、アムステルダムだけの滞在というならOVカードは不要かもしれません。通常のチケットの購入方法も紹介します。
公共交通機関のチケットの買い方
チケットは地下鉄各駅、各主要駅にあるチケットインフォメーション、トラムとバスの場合は運転手から購入可能です。
スマホアプリで購入
ローカルからはアプリをダウンロードして購入する方法も人気です。ネットが使えるならぜひ検討してみてください。
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運転手から購入
運転手から購入する場合のポイントをお伝えします。
券売機で購入
券売機での購入方法は下記の通り。
①タッチパネルで言語を選ぶ(英語など)
②チケットの種類を選ぶ
1日券、2日券、など、どのくらいの長さの時間公共交通機関を利用するかを選択。
③枚数を選択
④支払い方法を選択
支払方法を選択し、お金を払ったらチケットが出てきます!
1日に3回以上公共交通機関を利用する人は1日券の購入を強くおすすめします!
1時間券 | 1日券 | 2日券 | 3日券 |
€3.2 | €8 | €13.5 | €19 |
4日券 | 5日券 | 6日券 | 7日券 |
€24.5 | €29.5 | €34 | €37 |
るるぶや地球の歩き方とも金額が違ったので、頻繁に値上げしているかも。2020/1時点の料金なので参考まで。
オランダのバス・トラム
アムステルダムには路線バスがなく、基本的にトラムを利用することになります。
市内中心部を網羅しており、渋滞や自転車に邪魔されることもなく、とっても快適♪
旅行者だけでなく市民の足としても人気の交通手段。
トラム・バスの乗り方と注意点
基本的に乗るのは前方のドア、降りるのは後方です。カードリーダーをタッチするのを忘れずに!
東京と違って、乗る時だけのタッチではないので忘れないようにしましょう!
バスでは、日本と同じで降車時に降車ボタンを押さなければ止まりません。念の為、オランダ語での降車場所の読み方を用意しておくと安心です。
ちなみにチェックインを忘れたことが抜き打ち検査でバレると55ユーロの罰金となります。絶対忘れないように気を付けてくださいね!
オランダの地下鉄
首都アムステルダムの地下鉄は路線図がとてもすっきりとしていてわかりやすいです!
滞在中は地下鉄もよく使いました。
ほとんどの路線で中央駅が終点なので、空港からのアクセスも簡単。ただ、他の路線とあまり交わっていないため、目的地まで遠回りすることも・・・。
地下鉄の乗り方と注意点
地下鉄の駅は写真のような改札です。チケットをかざすと扉が開くシステムで日本の改札とほとんど同じ。
しかしオランダの地下鉄で注意していただきたいのが、乗降の方法。日本とは異なり、ドアが自動で開きません!
ドアにボタンがついているので、そのボタンを自分で押して乗降車しなければいけません。
降りるときにボタンの存在を知らないと、危うく次の駅まで行ってしまう可能性も!?
そのほかは日本の地下鉄と似ているのでとてもわかりやすくなっています。
オランダのタクシー事情&使える配車アプリ
オランダのタクシーは世界一高いとも言われているため、節約派の方にはあまりおすすめできません。
しかし、子連れだったり、荷物が多い場合は、タクシーを使う可能性もありますね。
その時のために正規タクシーと違法タクシーの見分け方を知っておくことは重要です。
タクシーの乗り方・初乗り料金
基本的にオランダのタクシーは以下のような料金体系になっています。
- 初乗り料金(最初の2kmを含む):7.5ユーロ
- 1kmごとに2.2ユーロ加算
正規のタクシーはナンバープレートが青色で、車体にTaxiと書いてあります。
また、一定以上のサービスや質が認められたタクシーには「T☆K」と書いてるステッカーが貼られているので、ステッカー付きのタクシーがおすすめです。
料金にサービス料は含まれているのであまり気にする必要はありませんが、お釣り程度の小銭をチップとして渡すのが一般的。
配車アプリは「Uber」が一般的
Photo: BBC News
オランダでの配車アプリはUberが一般的で、行き先を告げる必要もなく、支払いはアプリで完了するので旅行者でも利用が簡単です!
料金はオーダー時にだいたい確定するので、メーターを見てひやひや…なんてこともありません。
また、アプリで支払いまで完結することができるので、ポケットWiFiを持っていればどこでも車を呼ぶことができ、とても便利!
Uber
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そして、経験上特に注意して欲しいのが年末年始!
大晦日は午後7時頃で公共交通機関が止まるため、タクシーの利用が必須になります。
このときに本当にタクシーが捕まりづらいです!
駅でどうしようか考えていると「Taxi?」と声をかけてくる怪しい人も多いので、気をつけましょう…。
結局Uberを使いましたが、ドライバーと出会えるまで約40分!
もし行く場所や時間が決まっていれば早めに予約や連絡をしたほうがいいと思います。
オランダの自転車
公共交通機関以外にわたしがおすすめする移動手段はズバリ自転車!世界一の自転車王国であるオランダでは、町中にレンタサイクルのお店があります。
3時間11ユーロ、1日15ユーロとお手頃価格でレンタルでき、移動そのものが旅の体験になりますね。
オランダにはペダルブレーキの自転車も多くあるのですが、ペダルブレーキの自転車は日本人にとって難しいので、ハンドルブレーキの自転車がおすすめ。
お店では丁寧に乗り方や鍵の掛け方、保険の案内を手稲に教えてもらえるので、安心して乗車することができます。
オランダをもっと楽しむ
シティパス
オランダで使えるシティパスを調べました。通常3つの選択肢がありますが、コロナでオランダパスが発売中止だったので今回は2つに絞って説明します。
わたしが一般的な旅行者にすすめるなら、アイアムステルダム・シティカード。
変更もあるので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう!
対象エリア | 対象施設 | 料金 | 公共交通機関 | |
---|---|---|---|---|
アイアムステルダム | アムステルダム | 70以上 対象外施設注意 |
60ユーロ(24時間) 85ユーロ(48時間)etc |
◎ 運河クルーズ |
ミュージアムカード | オランダ全土 | 450以上 | 64.9ユーロ | × |
オランダパス | オランダ全土 | 対象外施設注意 | – | 選択可能 |
アイアムステルダムシティカード(I amsterdam City Card)
アムステルダム単独で色々周りたいなら絶対おすすめ。
市内の乗り物が乗り放題、美術館や運河クルーズが無料になりとってもお得です!わたしは72時間チケットを愛用しているGetyourguideを使って購入しました。
- 24時間(60ユーロ)
- 48時間(85ユーロ)
- 72時間(100ユーロ)
- 96時間(115ユーロ)
- 120時間(125ユーロ)
ただし人気2トップのゴッホ美術館、アンネフランクの家では利用できないので(ズルいよね笑)計算を間違わないよう気を付けてくださいね!
ミュージアムカード(Museumkaart)
その他の地域も周遊するならミュージアムカードもあり。
400の美術館、博物館が1年間入場無料。しかもたったの64.9ユーロというので購入の筆頭候補でしたが現在は旅行者の場合ルールが変更になりました。
31日で5回しか利用できないので、ちょうど5つくらいの施設を周る人にはぴったりですがわたしには少し足りない…。
1つ13ユーロ以上する美術館に絞ってミュージアムカードを使い、そのほかは個別購入で対応しました。うまい使い分けができて満足しています。
各シティパスの詳細比較へ別の記事にまとめました。
現地ツアーに参加する
オランダは比較的治安もよく個人旅行でも十分楽しめます。
しかしおそらく想像以上に大きな都市なので、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
わたしもオランダガイド倶楽部で半日現地の日本語ガイドを利用し、オランダの生活や文化について沢山教えてもらいました。
おかげで記事がより充実したものになり大変満足しています。
また最近のお気に入りはGetYourGuide!
ツアーの種類が豊富で、チケットの取り扱いも多くおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
観光の注意点
アムステルダムはオランダ国内では最も治安の悪い都市と言われています。日中は旅行者も多く普通に観光できますが日本とは全くレベルが違います。
ヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
どんな都市でも旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
旅行の準備は「オランダに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
オランダ関連の書籍を10冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全467ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
アムステルダム、ハーグ、デルフト以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
オランダのハイライトはもちろん、美術館内の見どころや、オランダ料理などグルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また、kindle版のみ分冊版があるため、オランダにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
オランダ公共交通機関まとめ
公共交通機関のチケットが共通なため、コツさえ覚えればとても簡単に移動ができてしまうオランダ。
最初は慣れず難しいかもしれませんが、困ったときは近くのオランダ人に道を尋ねてみてください。
地下鉄の駅には基本的に係の人がいて丁寧に教えてくれます。色々な交通手段を使ってオランダの街を楽しんでくださいね♪
オランダをもっと知る
東京⇔オランダの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった10万円のチケットが見つかることも・・・。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎが悪いので個人的には直行便が断然おすすめ。
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アムステルダムでぜひ泊まっていただきたいのがピューリッツァーアムステルダム。
17世紀と18世紀築のカナルハウス25棟を連結した素晴らしいホテルはここでしかお目にかかれません。
アンネフランクの家にほど近く、運河も見られるお部屋を取ればオランダを堪能できますよ!
モダンで朝食も美味しい誰にでもおすすめできる一押しのホテルです。