ムーミンの故郷としても知られるフィンランド。北欧の東側にある自然豊かな国です。
物価はやや高めですが、素敵な北欧雑貨や日本にはない白夜・オーロラが観測できるということもあり、旅好きの中ではかなり評価の高い国のひとつ。
わたしは北欧バルト海クルーズでヘルシンキへ滞在しました♡
今回は旅行ファンの多いフィンランドの基本情報や観光情報を完全保存版でご案内します!
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好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎが悪いので個人的には直行便が断然おすすめ。
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フィンランドをもっと知る
フィンランド旅行おすすめ度
各国を周遊したわたしが独断と偏見でおすすめ度をまとめてみました!
海外初心者向け | |
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ショッピング | |
食事のおいしさ | |
物価の安さ | |
言葉の通じやすさ | |
子連れおすすめ度 | |
ベビーカーおすすめ度 |
フィンランドは初めての海外旅行の方や女性のひとり旅にもおすすめの国です。
治安が良く時間がゆったりと流れていて、その場にいるだけで癒されるような不思議な場所。
北欧デザインが好きな方にはもちろんおすすめですし、物価は高めですがアウトレットなどを上手く利用すればお得にショッピングを楽しむことも可能。
食事はシンプルなものが多く、旅の目的がグルメな人にはあまり向かないかもしれませんが、サーモンスープやシナモンロールなど名物もちゃんとあります。
日本からヘルシンキへは直行便で約11時間、ヨーロッパで最もフライト時間が短いことで知られています。
長いフライトに加え、時差もあるので子連れだとちょっとグッタリしてしまいますが、着いてしまえば親子で楽しめるスポットも数多くありますよ♪
関連記事0歳・1歳・2歳赤ちゃんと飛行機に乗る時に知っておくべき4つの注意点
また、オムツやミルク、離乳食などのベビーグッズも普通にスーパーで売っているので現地調達でも良いと思います。
ベビーカーで交通機関を利用するのは当たり前で、日本に比べて視線があたたかいと感じました。
フィンランドは福祉制度の整った国として有名で、子供連れでも楽しく観光できると思います!!
押さえておきたいフィンランドの観光情報
フィンランドのベストシーズンとおすすめの服装

ズバリ、ベストシーズンは6〜8月の夏季!特に白夜を経験したい方にはこの時期が絶対おすすめです♪
この夏季シーズンは、夜でも日が沈まない(白夜)ため、日光浴をしたりコテージでゆったり過ごすなどして夏の日差しを長い間楽しめます。
気温は20〜30度くらいで日本と比べると涼しく、海沿いは風も爽やかで気持ちいいですよ!

フィンランドの気温と降水量フィンランドにも日本と同様に四季がありますが、夏が短く冬が極端に長いのが特徴です。
服装は基本的には日本と同じで構いませんが、肌寒く感じる時もあるためカーディガンなど羽織れるものがあると安心です。
関連記事フィンランド旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ徹底解説

フィンランドの通貨・両替情報

通貨はユーロ(€)で、2019年9月現在1€=約119円です。
フィンランドはカード社会で、ジュース一本でもクレジットカードで支払います。
クレジットカードが使える場所がほとんどなので、クレジットカードを持っている方はそのままカードを使うか、街中にあるATMでキャッシングしたほうがお得!
関連記事フィンランドで両替するならクレカ利用がお得!両替方法を比較してみた

フィンランドの物価

フィンランドの物価は残念ながらとても高いです。ヨーロッパの中でも北欧は特に高いと有名ですが、それは高い水準の福祉制度を保つためでもあります。
特に旅行ではすべて外食になることが多いため、物価が気になりますよね。実は、ファストフード的な格安店というのがフィンランドにはあまりありません。
レストランでランチすると1,000円前後、ディナーだと4,000~5,000円前後かかります。
ただ、一皿にボリュームがあり、形式ばった食事スタイルではないため複数人でシェアしたり、メイン料理のみ注文しても問題ありません。
フィンランドのチップ
フィンランドにはチップの習慣はありません。
チップを渡す文化のないわたしたち日本人でも、おどおどせずに食事やサービスを楽しむことができます。
感謝の気持ちを込めて渡す人もいますが、その場に応じてという感覚であまり神経質になる必要はありません。
フィンランドの注意点(ビザ・治安・医療費)
フィンランドのビザ
フィンランドはシェンゲン協定国なので、シェンゲン圏内に入ってから90日以内であればビザは必要ありません。
フィンランドの治安
フィンランドの治安について詳しくまとめました。
フィンランドの治安は良く、安心して街を歩くことができます。
しかし空港や駅、ホテルの朝食の席で置き引きにあう旅行者も増えているので、貴重品などはしっかりと携帯しておくようにしましょう。

フィンランドの医療費
国立の病院と私立の病院で値段が大きく変わります。
私立病院はかなり高額になりますが、公立は医師が不足しており予約が取れないのでものすごく待つことになると思います。
公立だと、Helsinki University Hospital(HUH:ヘルシンキ大学病院)、私立フィンランド最大の私立病院グループMEHILÄINEN FORUM MEDICAL CENTERが大きな病院になります。
必ず海外旅行保険に入っておきましょう!
無料で海外旅行保険が付いてくるお得なクレジットカードをくわしく説明しているので、海外旅行保険をどうするか悩んでいる方はぜひ読んでみてください♪
関連記事年会費無料で海外旅行保険付きのおすすめクレジットカード
病院や連絡先については外務省:世界の医療事情で詳しく確認できます。
現地特有の病気や対策も細かく記載されているので心配な方は目を通しておきましょう!
フィンランドの交通手段

フィンランドは日本と同様、列車や地下鉄、バスなどの交通機関が発達しているため、観光の足には困りません。
ヘルシンキ市内の交通手段
ヘルシンキ市内の観光であれば、HSL(ヘルシンキ地域交通局)のチケットを購入しましょう。
バス、トラム、地下鉄、フェリーを一枚のチケットで利用することができてとっても便利!
80分間距離に関係なく使用できるシングルチケットが2.90ユーロ(約350円)、24時間有効のチケットは9ユーロ(約1,080円)です。
他にも2~7日間の乗り放題チケット(13.5~36ユーロ)があるので、旅行の日程に合わせてお得なものを選んでみてください。
事前にスマホにアプリをインストールしておけば、アプリ内でチケットの購入ができるサービスもあります。アプリでチケットを購入するとシングルチケットが2.2ユーロと若干割引きになりますよ♪
郊外へ行くならVR(フィンランドの列車)で
ムーミンミュージアムのあるタンペレや北部のロヴァニエミにも行くならVR(日本のJRのような鉄道会社)を利用するのがおすすめ。
公式ホームページから簡単にチケットを購入することができますし、ディスカウントチケットもあるので希望に合うものがあればお得に移動ができますよ!
フィンランドのネット環境
フィンランド旅行ではGoogleマップを常に使っているのでネットが使えないというのはありえません。
ヘルシンキ市内のカフェやレストランの多くに制限なしの無料WiFiがあり、駅やトラム内、デパートなどでフリーWiFiも用意されていますが、うまく接続できないこともあるためそれだけを頼りにするのは難しいと思います。
トラムやタクシーなどの移動中ネットが使えないと困るので、SIMフリーの携帯を持っているなら空港で現地のSIMカードを購入するのが一番おすすめ。
英語が苦手だったり、SIMフリーの携帯をもっていないなら海外WiFiレンタルのグローバルWiFiを事前に日本で手配しておきましょう。

とにもかくにもインターネットは必須です♪
フィンランドのおすすめガイドブック

フィンランドのガイドブックは意外とたくさんあります!
複数都市滞在したり、観光スポットなどもガッツリ周りたいなら地球の歩き方。ガイドブックで一番人気のるるぶでもフィンランド版が販売されています。
個人的にはヘルシンキの街歩きにフォーカスした『3日で回る北欧ヘルシンキ』もとても好みでした。
関連記事フィンランドのガイドブック12冊読んで比較してみた!
フィンランドの世界遺産

フィンランドには7つの世界遺産があり、そのうち6つが文化遺産、1つが自然遺産です。
《文化遺産》
- ラウマ旧市街(1991年)
- スオメンリンナの要塞(1991年)
- ペタヤヴェシの古い教会(1994年)
- ヴェルラ砕木・板紙工場(1996年)
- サンマルラハデンマキの青銅器時代の石塚群(1999年)
- シュトルーヴェの測地弧(2005年)
《自然遺産》
- ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島(2000年、2006年)
フィンランドの人気観光地・都市
フィンランドの中で特に日本人に人気のある観光地・都市をまとめました
ヘルシンキ

フィンランドの首都ヘルシンキ。バルト海に面した穏やかな港町です。
決して大きな街ではありませんが、ヘルシンキ大聖堂やウスペンスキー寺院などの歴史的な建物やショッピングが楽しめるエスプラナディ通りなどフィンランドの魅力がぎゅっと集まっています。
マリメッコなど北欧雑貨やファッションのショッピングは日本で買うよりずっとリーズナブルでとっても楽しいですよ♡

ヌークシオ国立公園

フィンランドのおすすめスポットはズバリ「森」です!
フィンランドは森林が国土全体のなんと73%!都心にいても車で数十分走れば森に入ることができます。
いったい森に何があるの!?と思われるかもしれませんんが、森はフィンランド人にとって欠かせない大切な場所。
週末にはショッピングセンターではなく森に行ってハイキングをしたり、ソーセージが焼けるのを見守りながらぼーっとしたり。それがフィンランド人の普通の日常です。
ヘルシンキからアクセスしやすいのがヌークシオ国立公園。
photo by Lauri Rantala
公園内にはいくつか火を起こせる場所があり、薪は無料で使うことができます。
火を囲んでその場に居合わせた人たちと会話をしてみてもよし、ひとりで湖や森を眺めるもよしです。
個人で行くのは少し難しいですが、ヌークシオ行きのオプショナルツアーがたくさんあるので、ツアーを利用するのがおすすめ。きっとフィンランドらしい思い出ができると思いますよ!
タンペレ
フィンランド第二の都市と呼ばれる「タンペレ」。ムーミン美術館や北欧ファブリックで有名なフィンレイソンの工場など見どころがたくさんあります。
ヘルシンキから電車(VR)で2時間ほどで着くので日帰りでも十分な距離です。
ムーミン美術館

2017年にリニューアルされ、ますます内容が充実したムーミン美術館。
目玉はトーベ・ヤンソンと夫のトゥーリッキ・ピエティラたちによって制作された立体模型です。作品に登場するムーミン屋敷など大作を間近で見ることができます。
空間の演出にもこだわっていて、まるで物語の世界に入り込んだかのような気持ちに♪
わたしが訪れた時には小さなお子さんを連れた日本人家族が来ていました。日本語での音声解説もあるので安心して楽しむことができます。フィンランドの風景と物語のつながりを感じさせてくれる美術館です。
タンペレ大聖堂

タンペレに行ったらぜひ訪れてみて欲しいのが、タンペレ大聖堂です。「教会はもうたくさん見たからいいかな~」と思っている方にもおすすめしたい場所!
一味違う北欧の雰囲気を感じられる場所ではないかと思います♪
内部のフレスコ画を見ると教会らしいとは言えないモチーフたちが…
暗く寒い時期を通して春を待ち望む人々の心に何か訴えかけるメッセージがあったのではと想像します。
大聖堂というだけあって2000人を収容でき、至る所に施されたフレスコ画やステンドグラスは一見の価値ありです。
フィンレイソン工場
タンペレは日本でも有名なテキスタイルブランド”フィンレイソン”の工場によって開発が進んだ地域でもあります。
現在は工場としての役割を終えていますが、ショッピングや食事を楽しめる複合施設となっています。
室内なので天候に関係なく楽しむことができますし、世界で唯一のスパイ博物館があることでも有名です。
もちろんフィンレイソンの店舗もあり、アウトレットコーナーでは掘り出し物が見つかるかもしれませんよ♪
フィンランド現地のオプショナルツアー・チケット情報
フィンランド現地のツアー予約ならベルトラがおすすめです!
わざわざツアーを使わなくてもよいのですが、こんな素敵な場所があったの?と気づく場合もありますし、効率的に周れるので個人的には利用価値が高いと思います。
オーロラツアーはもちろん、日帰りロシアやバルト三国へのツアーも人気。
フィンランドのお土産

フィンランドといえば、やはり北欧雑貨!
マリメッコ、イッタラ、フィンレイソン、ペンティックなどの店舗は比較的見つけやすく、アウトレット商品の販売やセールを行なっていることも結構あります。
特にマリメッコのペーパーナプキンは、価格もプチプラなので職場へのお土産などにぴったり♪大型デパートやスーパーなどで広く販売されているので手に入れやすいのも嬉しいポイントです。
「世界一マズイ」言われるサルミアッキ(リコリス)もお土産のネタとしては面白いかもしれませんね(笑)
マズイと言われていますが、Fazer(ファッツェル)のサルミアッキチョコは甘いミルクチョコなので日本人にもウケがよかったです。

子連れフィンランド

フィンランドはベビーカーを引くママさんたちにとっても優しい国です。
ベビーカー連れの親子は、なんと公共交通機関の利用が無料なのでびっくり!
車内にはもちろんベビーカー専用のスペースがあります。例えば、バスでは車椅子ゾーンのようにスペースがあり、バンドのようなものでベビーカーを固定することができます。
赤ちゃんが泣いていてもみな穏やかに見守ってくれているし、精神的にもラクに利用することができますよね。
世界的にも高水準の社会福祉を提供する国だけあって、街の様々なところに配慮が見受けられます。

フィンランド基本情報

正式名称はフィンランド共和国。スカンジナビア半島の内側にある国で、スウェーデン、ノルウェー、ロシアと国境を接しています。
森と湖が多い自然豊かな国です。
首都 | ヘルシンキ |
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面積 | 約33万8435平方キロ |
人口 | 約550万人 |
公用語 | フィンランド語 |
宗教 | キリスト教(福音ルーテル派,正教会) |
時差 | 7時間マイナス(サマータイムは6時間) |
ハイシーズン | 6〜8月 |
ローシーズン | 冬 |
フィンランドの食事・グルメ
フィンランドの食事は基本的にシンプル。近隣国であるスウェーデンやドイツ、ロシアの影響を受けている料理が多いです。
フィンランドの名物料理と言えば「トナカイのお肉」!
photo by Jacob Bøtter
なかなか日本では味わう機会がありませんが、赤身のお肉で意外と美味しいです。ロヴァニエミなど北部のレストランに行けば食べられます。
リンゴンベリーのソースをかけていただくのが主流です。
そして、日本人も食べやすいのがサーモンスープ。
photo by Pete
北欧と言えば、サーモンを思い浮かべる方も多いと思います。ミルクベースのスープにサーモンやジャガイモなどが入っており、ディルの香りがポイント!
他にもフィンランドの超定番家庭料理であるミートボール(IKEAで食べたことある人も多いのでは)やカルダモンが効いたシナモンロールなど、日本人にもなじみのある食べ物が多いので、「食べ物が口に合わなくて困った・・」ということはないと思います。
フィンランド語・あいさつ
公用語はフィンランド語ですが、多くの人が英語を話せるため、街中の表記も英語のものが多く、英語が理解できればほぼ問題ありません。
フィンランド語は挨拶程度だけで構わないので、積極的に使ってみましょう♪初めは緊張するかもしれませんが、みな気さくな笑顔で応じてくれますよ。
こんにちは=Hyvää päivää
知人同士などフランクな場合だと「 Moi(モイ)」が使われます
ありがとう=Kiitos
すみません= Anteeksi
フィンランドの歴史
フィンランドは2017年に独立100年を迎えたばかりの国。隣国のスウェーデン、ロシアの支配によって苦しんだ歴史があります。
ここでは簡単にフィンランドの歴史をご紹介したいと思います。
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1世紀頃フィンランド人の定住
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1323年スウェーデン・ロシア間の国境確定フィンランドはスウェーデンの一部となる
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1809年スウェーデンがフィンランドをロシアへ割譲
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1917年独立宣言ロシアから独立、フィンランド共和国成立
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1939年、1941年~1944年対ソ戦争
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1944年~1945年対独戦争
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1948年フィンランド・ソ連友好協力相互援助条約締結
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1955年国連加盟
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1995年EU(欧州連合)加盟
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2002年ユーロ導入
今のフィンランドの豊かさや穏やかな国風は、長年の歴史的葛藤の末に得られたことがわかります。
wikipediaで更に詳しい歴史を見る>>>フィンランドの歴史
フィンランドの基本情報まとめ
フィンランドは日本から一番近いヨーロッパ。北の厳しい気候の中でも、食や生活を楽しむための工夫が散りばめられた国です。
知れば知るほど魅力的な国ですので、ぜひフィンランドへ訪れて実感してみてください。
ノルウェーやスウェーデンと合わせて北欧を周遊されるのもおすすめです!
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フィンランドをもっと知る
東京⇔ヘルシンキの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった10万円のチケットが見つかることも・・・。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎが悪いので個人的には直行便が断然おすすめ。
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ヘルシンキでぜひ泊まっていただきたいのがホテル カンプ!!
1887年にフィンランドのグランドホテルとして建てられた歴史あるヘルシンキの最高級ホテルです。
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