オランダはヨーロッパの中でまずまずの治安です。
大麻や売春が合法だったり、同性婚や安楽死もOKな自由な国なのでカルチャーショックを受けるかもしれません。
「自由」と聞くと、秩序が保たれていないような印象を受けますが、そんなことはありません。
むしろ政府の管理下の元、重い犯罪を防ごうという意図があり治安は安定しています。
しかしそんな国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事オランダ旅行クレジットカード選び方
おすすめbooking.comでホテルを探す
当ブログ(オハヨーツーリズム)では、そんなオランダの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
このページの目次(もくじ)
オランダの治安と世界平和度指数ランキング
外務省の安全情報
2024年1月現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報は出ていません。危険度レベル0です。
オランダ国内では大規模なテロ事件が起きたことはありませんが、テロ脅威度を5段階のうち上から2番目である「substantial(相当程度)」を維持している状態です。
もちろん必要以上に心配することはありませんが、いつどこでテロが起きてもおかしくありません。渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
犯罪データ
オランダ在住の日本人や日本人旅行者による犯罪被害の届け出は年間100件以上!
2022年はまだ渡航者が少ないのか、たったの9件でした。
置き引きやひったくりがほとんどで、パスポート、現金、航空券、スマホ、カメラなどあらゆるものが盗まれています。
ヨーロッパの中では比較的安全とされるオランダですが、移民による犯罪がオランダ国内でも問題になっているため注意が必要です。
特に、日本人は多額の現金を持ち歩いている人が多いとされ、くり返し日本人ばかり狙う輩もいるので、十分な対策が必要ですね!
世界平和度指数ランキング
国際NGOの経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が23項目にわたって163か国を分析し、毎年世界中の国々の「平和さ」を数値化して世界平和度指数を算出しています。
GLOBAL PEACE INDEX 2023の情報によると、日本は9位、オランダは16位でした。自身の経験と必ずしも同じ印象ではありませんが、旅行の参考になると思うので、目安に利用してください。
オランダ(アムステルダム)で注意すべき危険エリア
オランダとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。原則、大都市の方が治安が悪くなりますが歩いていて治安が悪いなぁと感じることはほとんどないと思います。
アムステルダム、ロッテルダムは他の地域より多様な人が住んでいるので1本通りが変わると雰囲気が変わることもありますが旅行者が多い地域であれば女性ひとりに夜でも歩けるほど。
アムステルダム中央駅周辺
アムステルダム中央駅は、オランダで最も大きな駅。
フランスやベルギー、ドイツからの国際列車も発着しているので、多くの人が集まる場所です。
そのため、スリや置き引きを企む人も多くなり被害が多い場所。車内や列車を待つ間など、常に荷物には気を配っておきましょう。
ダム広場東側「飾り窓周辺」
昔から同じスタイルで、窓辺に女性が立ち、男性を誘惑することから飾り窓と呼ばれています。
飾り窓で働く女性は国によって管理されており、違法性があるなどの理由で飾り窓地区周辺が特別治安が悪い、ということもありません。
が、道が汚く(ゴミの量がすごい)マリファナの匂いがすごいので明らかに周りとは違う空気感があるので、不安はあるが社会見学がしてみたいという人は昼間に行ってみてください。
ダム広場などの観光名所
買い物客や観光をする旅行客を狙ったスリなどが多い地域です。
特に人が多いエリアは携行品に気を付けながら歩くようにしましょう。
わたしが滞在した時は、シンゲルの花市場周辺が最も混雑していました。
公共交通機関内
特にアムステルダム中央駅では、スリや置き引きが頻発していますが、人気のない地下鉄内などでもトラブルが発生しています。
人目を気にしなくて良いせいか、脅しながら金品を要求してくるようなケースもあります。
トラム(路面電車)の中でもスリの被害に遭った旅行者がいるので、公共交通機関を利用するときは注意が必要です。
より注意が必要なのは国際列車。タリス乗車時などは特に気を付けて!
オランダで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意
比較的安全といわれるオランダでもスリや置き引きの被害にあう日本人が多いので、注意が必要です。
2018年に置き引きやひったくりでパスポートの盗難・紛失に遭ったと大使館に報告があったケースはなんと41件・・・。
- 地図等をかざして話しかける、目の前でコインをばらまく、ホーム側から電車の窓を叩くなど注意をそらされている隙に、別の人が荷物を盗んでいく。
- 電車内でカバンを網棚にのせて、居眠りをしたり、景色に夢中になっている隙に盗まれる。
- ケチャップやアイスクリームを相手の服につけ、ふき取っているうちにもう一人が荷物を盗む。
- ニセ警官が「麻薬の取締り」だと言い、パスポートや財布の提示を要求して紙幣数枚を抜き盗る。
- 空港のターンテーブルのスーツケースを自分が取る前に持ち去られる。
- 従業員を装って室内の清掃や浴室の修理などと理由をつけて部屋に入り、荷物が持ち去される。
ホテルや空港は、なんとなく街中より安全な感じがしてしまいますが、油断は禁物!
自転車に注意
オランダならではのトラブルとして自転車事故があげられます。
日本と違って自転車の利用率が高く、車かな?というくらいの速度で走っている人も沢山。
サイクリングは旅行者から人気のアクティビティとなっていますが、オランダの自転車はフットブレーキしかないため操作がうまくできずに転倒してしまうケースも。
夜間に出歩かないならスリや強盗より自転車事故に遭う確率の方が高いということもあり得ます。道を横切るときはじゅうぶん注意してください。
声をかけてくる人に注意
本当にあったスリの事例を見て頂くとわかるように、スリはグループで行われることが多いです。
基本的にスリは単独犯ではなく、2人一組で、1人が注意を惹き、その間に貴重品をスるといった手口です。
親切そうに声をかけてくる人にも注意しましょう。
また睡眠薬強盗の発生も報告されています。知らない人から食べ物や飲み物を受け取らないようにしましょう。
デモに注意
現在、在オランダ日本大使館周辺では「反イルカ漁デモ」が行われ、注意喚起が出ています。
「たびレジ」などで事前にデモの情報を収集したうえで、当日はデモに近づかないことが大切です。
コーヒーショップ「coffee shop」に注意
大麻が合法となっているオランダでは大麻の販売・使用が認められている場所があります。それが「coffee shop」です。
観光やショッピングで疲れた際に、カフェなどで一息ということは多いと思いますが、オランダの「coffee shop」とかかれたお店は、カフェではなく大麻を楽しむ場所だったりするのです・・。
たとえオランダでは合法でも、日本人の大麻の所持、使用は犯罪です!日本の法律では、麻薬類の使用・所持は国外犯規定により罰せられますので、「海外だから大丈夫!」は通用しません。
トラブルにつながるので立ち寄らないようにしましょう。
オランダで犯罪にあわないために気をつけたい8つの安全対策
危険な場所を避ける
上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
アムステルダムでホテルを予約するなら治安が良いダム広場南側や、少し市街地中心部から離れますが、国立博物館の周辺がおすすめ!
安すぎるホステルやボートハウスは、防犯対策が不十分なので、治安のよいエリアできちんとしたホテルに泊まるようにしましょう。
- アンバサダー ホテル(運河沿いの超人気ホテル)
- ホテル エセレーア(おしゃれで立地も◎人気ホテル)
- ダブルツリーバイヒルトン(駅からすぐ!)
地との位置関係はこんな感じ
アムステルダムはホテル料金が高いのですが、運河沿いにはお洒落でかわいいホテルがいっぱい!どこに泊ろうか調べているだけでもワクワクします。
また、ジョンレノンとオノヨーコが平和のために行ったパフォーマンス「ベッド・イン」で有名なヒルトン・アムステルダムもおすすめ。
マリオットグループだとWアムステルダム、マリオット、モクシーなど選択肢はかなり多いです。
お高いですが、Wアムステルダム最高でした。宿泊記をご覧ください!
現金を大量に持ち歩かない
オランダでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるオランダで得する人気クレジットカードランキング
派手な服装はせず荷物は少なめに
ヨーロッパの冬というと、黒をメインとした暗いシンプルな服装でお出かけする人が多いです。
日本のようにあまり華やかな恰好をしているとすぐに旅行者だとわかって狙われてしまうかも。
なるべく現地に馴染むようなカジュアルな恰好を心掛け、荷物も少なめにお出かけしましょう!
ブランドバッグや紙袋をもっていると「お金持ちだ!」と広告を背負って歩いているようなもの。普段派手な洋服を好む方は気を付けてくださいね。
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
しつこく話しかけてくる人は無視する
物売りやナンパなどは、徹底的に無視しましょう。
酔っ払いなど危ないと感じたら、賑わっているお店に入るなどしてその場を離れるようにし
てください。
またケチャップすりなどによって何か汚物を体につけられた際にも、ふき取ろうとする人は絶対無視してください。
置き引き対策をする
空港や駅など、ついつい荷物を床に置いておきたくなりますが、一瞬の隙に置き引きされることがほとんど!油断は禁物です。
レストランなどでは、場所取りなどに荷物をおいて席を離れなりすることのないようにしましょう。ホテルの朝食ブッフェなどでも油断できません!
席に座っているときも荷物は膝の上などに置き、いすの後ろにかけたりしないようにしましょう。
スリなどは音なので注意を引いて犯行に及ぶことがあるので、例えばコップなどが割れてもそっちばかりに気をとられないようにしましょう。
スリ対策をする
貴重品、パスポート、スマホなどもスリに狙われやすいので、リュックなどに入れて背負って持つのはやめましょう。
ナイフなどでリュックを切られて荷物を抜かれる可能性があります。リュックを持つ際は体の前に持つようにしましょう。
とにかく身軽にして出かけるのがポイントです。貴重品や現金も必要最小限にして、常に身体から離さないように持ち歩きましょう!
夜間の一人歩きは避ける
基本的にヨーロッパの夜は一人で出歩くのをおすすめしません。
特に「飾り窓」周辺は、治安が良くないので夜は出歩かないようにしましょう。
オランダで女子旅をするなら気をつけておきたいこと
オランダでは大麻などのソフトドラッグは合法で、お酒好きな若者も多いため、夜遊びしているとついつい浮かれてナンパされたり、声をかけられることも多いです。
性犯罪が特別多い国というわけではありませんが、日本と比べて4倍起こっているという報告もありますので十分注意してください。
オランダで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと
オランダでは、旅行者にも親切に挨拶してくれる人が多くとてもうれしい気持ちになりました。
特に、小さい子どもを連れていると親切に声をかけてくれる人がたくさん!
すぐに席を譲ってくれたりなにかと親切なので、なんだかほっこりした気持ちになります。
子連れ旅行だと、荷物が多くなりがち。そして、子どもに目が行くとついつい荷物の方に注意がいかなかくなってしまうこともあるので、スリや置き引きには十分注意してくださいね!
オランダ旅行前に準備すべきはWiFiと海外旅行保険
オランダ旅行に限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
WiFiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまうものです。
旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。
キャンペーンページからお申し込みいただくと1,000円割引で申し込めます。
※4000円以上の申込みで割引対象
海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
[治安クレカ]
オランダの治安まとめ
ヨーロッパの中では治安のよいとされているオランダ。オランダ人は英語が話せる人が多いため言葉も通じやすく、わたしは楽しく観光できました♪
ですが、日本人旅行者の盗難の被害が多いのも事実です。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
ついつい観光に夢中になりやすいですが、身の回りの貴重品をきちんと管理して、楽しい思い出だけを持ち帰ってくださいね♡
旅行の準備は「オランダ旅行に必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
オランダをもっと知る
東京⇔オランダの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった10万円のチケットが見つかることも・・・。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎが悪いので個人的には直行便が断然おすすめ。
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
アムステルダムでぜひ泊まっていただきたいのがピューリッツァーアムステルダム。
17世紀と18世紀築のカナルハウス25棟を連結した素晴らしいホテルはここでしかお目にかかれません。
アンネフランクの家にほど近く、運河も見られるお部屋を取ればオランダを堪能できますよ!
モダンで朝食も美味しい誰にでもおすすめできる一押しのホテルです。