マレーシアの治安は海外の中ではかなり良い方です。
女性ひとりでも特段問題なく観光することはできますが、注意すべきことは沢山!
治安が良い国でも、わたしは万が一のため最低限の備えは欠かしません。
旅慣れていない場合は高くても治安重視でホテルをとることを強くおすすめします。
関連記事マレーシア旅行クレジットカード選び方
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今回は、そんなマレーシアの実際の治安情報と、絶対注意しておかなければならないことをまとめました!
保険やネット環境、ホテル選びの大切さ、知っていれば避けられるリスクをこれでもかと盛り込んだので、必ずすべてに目を通しておいてくださいね!
- 現地で起こる犯罪手口
- 現地の危険エリアと安全対策
- 現地の感染者数
このページの目次(もくじ)
マレーシアの治安について
外務省の安全情報
2023年1月現在、外務省の海外安全ホームページではサバ州東側の島嶼部及び周辺海域が危険レベル3に設定されています。
なんと海賊や誘拐が起こっているというので物騒ですね・・・。
クアラルンプールやジョホールバルがある島とは別の島なのであまり近づくことはないと思いますが十分注意してください。
またマレーシアはイスラム教の国です。最近大きな事件は起きていませんが、2016年には過激派によってショッピングモールに手りゅう弾が投げ込まれるなどの事件も発生しています。
外務省もテロの対策について以下のように注意喚起をしています。
●テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努める。
●テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら速やかにその場を離れる(デパートや市場,観光・リゾート施設,公共交通機関など不特定多数の人が集まる場所,欧米関連施設や宗教関連施設など)。
●政府・軍・警察関係施設には近づかない。
もちろん必要以上に心配することはありませんが、渡航前にたびレジなどの安全情報の登録をしておくことをおすすめします。
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好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ♪
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コロナウィルスに関する情報
下記のグラフは感染者数(赤)と死者数(黒)の推移を表しています。
《コロナの影響について》
2023年1月現在、マレーシアの感染症危険情報レベルは1。十分注意(感染症)に引き下げられました!
マレーシアもついに観光目的での入国が再開されました!
2022年8月1日以降ワクチン接種に関わらず入国時の隔離と検査は不要になりました。
追跡アプリ「My Sejahtera」のダウンロードと渡航情報の登録、海外旅行保険(英語の証書)は引き続き必要なので入国条件をよく確認しておきましょう。
公式リンクhttps://mysafetravel.gov.my/
・国籍
・パスポート番号
・職業(選択式)、年齢、性別
・渡航目的(選択式)
・渡航頻度(週に一度以上マレーシアに渡航するか)
・到着地点(選択式)、出発国(選択式)、渡航方法(選択式)
・便名、出発日時、到着日時
・マレーシアでの滞在先住所(ポストコード、州)
・マレーシア国内での連絡先
・ワクチン接種状況(選択式)
・過去60日間の新型コロナ感染歴及び入院歴(選択式)
・過去14日間での症状の有無(選択式)
※2022年4月1日以降は、マレーシアでの滞在先住所(ポストコード、州)から下の項目は、ワクチン接種者に限り不要となりました。
在マレーシア日本国大使館の「新型コロナウィルス関連情報」が日々更新されているので、渡航の際は必ずチェックしてください。
犯罪データ
2020年マレーシアの犯罪届出件数は、65,623件であり、前年比で17,852件減少しています。
犯罪発生件数は年々減少傾向ではありますが、スリや置き引き・ひったくりなどの「街頭犯罪」や家屋への侵入窃盗の発生は日本と比べて高水準。
特に強盗については日本の25倍と多くの事件が発生しているため注意が必要です。
クアラルンプールの治安

最も多くの旅行者の方が訪れる首都クアラルンプールの治安について説明していきます。
クアラルンプール中心地は郊外と比べると比較的治安が良い地域となっています。
家賃や物価が高騰しており、中心地に高所得者が集まってくるため、比較的治安がよくなっているのです。
その反面クアラルンプール郊外では、低所得者や出稼ぎ労働者などが集まる集合住宅が増え、治安が悪化してきています。
また中心地の治安がいいといっても、スリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪は日常茶飯事なので、日本と同じような感覚でいてはいけません。
マレーシアで注意すべき危険エリア
マレーシアとひと口に言っても、さまざまなエリアがあります。
特にガイドブックに載っている旅行者が多い地域の治安情報については気になるところ!
主なエリアごとに、治安情報をざっくりまとめてみました。
クアラルンプール
空港
東南アジア1のハブ空港(エアアジアの本拠地)であるクアラルンプール国際空港内は非常に安全です。
ただ出口で流しのタクシー運転手が声をかけてくるので、乗らないようにしましょう。
声をかけてくるタクシーは無許可営業(白タク)です。電車やリムジンバスで中央駅に向かいましょう。
中央駅
マレーシア中央駅などは空港へのアクセス以外に電車やモノレールで中心地であればどこへでもアクセスができます。
また駅に直結する形でショッピングセンターがあるので、買い物や食事などもできます。治安も町中と比べると良いといえるでしょう。
チャイナタウン

お土産物の購入に旅行者が多く訪れるセントラルマーケットですが、チャイナタウンの近くにあります。
安宿街としても有名なチャイナタウンなのですが、夜は昼間の喧騒から一転、静かになります。治安もよくないので、夜間は立ち寄らないようにしましょう。
マラッカ

マレーシアの世界遺産都市であるマラッカには多くの旅行者が訪れます。
観光名所のセント・ポール教会やジョン・カーストリートなどの治安は良く、旅行するうえで問題はないでしょう。
ペナン
リゾート地として近年旅行者からの人気が高くなってきたペナン島ですが、こちらの治安も
クアラルンプールと比べても良いといえます。
マレーシアで頻発する犯罪・トラブルの具体的事例
スリ・置き引きに注意
国民の平均月収が5万円程度のマレーシアでは、現金や貴重品の入ったバッグなどのスリ、置き引き、ひったくりなどが中心部でも多いです。
財布やバッグ、携帯電話などがよく狙われます。
対策としてはレストランなどで席を離れる際、必ず荷物を席に置いていかない。携帯電話などを人目につく場所で必要以上に使わないことも大事です。
またバッグなどもできればあまり持ち歩かないほうがいいでしょう。
どうしても、という方はハンドバッグや手提げバッグではなく、たすき掛けできるバックを持ち歩くようにしましょう。
タクシーのボッタくりに注意
空港や観光地には流しのタクシーがいるのですが、絶対に乗らないようにしましょう。
値段も旅行者相手とあってふっかけてきます。マレーシアでは「Grab」と呼ばれる配車アプリを使いましょう。
マレーシアで犯罪にあわないために気をつけたい6つの安全対策
危険な場所を避ける

上記の危険スポットはもちろん、宿泊先の従業員にこの辺りで危険なスポットはないかどうか聞いてみてください。
最新の情報はやはり実際に住んでいる方から聞くのが一番です。
怖いもの見たさで危険な場所へ立ち入るのは絶対にやめてください。日本とは違うということをお忘れなく!
安全な地域でホテルを予約
クアラルンプールでおすすめなのはブキッ・ビンタンと呼ばれるエリアです。
クアラルンプール中央駅からモノレールで数分とアクセスがいい上、パビリオンなどの大型ショッピングモールも隣接していてとっても便利!
ショッピングもできますし、駅を挟んで反対側にあるジャランアロー通りは、夜になると多くの屋台で賑わいます。ローカルグルメを楽しむのに最適で観光にぴったりですよ!
わたしがクアラルンプールで泊まったおすすめホテル!
- グランド ハイアット(運河沿いの超人気ホテル)
- ザ マジェスティック(おしゃれで立地も◎人気ホテル)
- JWマリオット(コスパ最高!人気ホテル)
ニューヨークのグランドハイアットの何倍も豪華でお値段は3分の1・・・。めちゃくちゃおすすめです!
現金を大量に持ち歩かない
マレーシアでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
もちろん現地の屋台やローカルマーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
万が一スリや盗難の被害にあった時のために、持ち歩く現金は最低限(目安は1万円以下)にしておきましょう。
関連記事旅のプロが教えるマレーシアで得する人気クレジットカードランキング
しつこく話しかけてくる人は無視する
どこの国を旅行しても同じですが、しつこく話しかけてくる人があなたにとって役に立つ可能性は限りなく低いです。基本的に無視してください。
またしつこく話しかけてくるふりをしながら、あなたの貴重品をすろうとする人もいるので注意が必要です。
派手な服装はせず荷物は少なめに
マレーシアはマレー系マレーシア人、中国系マレーシア人、インド系マレーシア人からなる多民族国家です。
他の国なら日本人というだけで、旅行者とわかってしまいますが、日本人の移住者や中国系マレーシア人もいるおかげで比較的目立ちにくくなっています。
イスラム国家のマレーシアでは多くの女性が肌の露出を控えているため、もしあなたが露出の多い服装をしていれば一目で旅行者とわかってしまいます。
ひったくりも多いので、荷物は最低限で行動しましょう。
関連記事マレーシア旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ徹底解説
わたしは貴重品(財布、パスポート)を必ずセキュリティポーチへ入れるようにしています。
ファッション性はありませんが、危険を回避するにはとても有効で手放せません。
夜間の一人歩きは避ける
超がつくほどの車社会のマレーシア。夜道に歩道を歩いているだけで、目立ってしまいます。なるべく、歩いて移動するのは控えましょう。
クアラルンプール中心地は無料の循環バス「GOKL」も通ってはいるのですが、地元の人が「乗らないほうがいい」と言ってくるほどスリなどが多く、乗車はおすすめできません。
となると消去法でタクシーを使うことになるのですが、絶対に流しのタクシーを使わないようにしてください。
マレーシアを旅行の前には配車アプリ「Grab」をDLしておくこのがおすすめです。
マレーシアで女子旅をするなら気をつけたいこと
ナンパに注意

マレーシアだけでなく東南アジア全般に言えることなのですが、日本人女性はとてもモテます。
日本人女性が持つお金と日本人女性と結婚することで得られるビザが目的という場合も多いので浮かれてすぐに信じてしまうことのないよう気を付けてください。
もちろん中には真面目できちんとした人もいますが、少しでもおかしいと思ったら冷静に判断して断りましょう。
マッサージに注意
こちらもマレーシアに限らずですが、マッサージ店のセクハラもよくある話。
事前に口コミを読んで、ある程度ふるいにかけておくといいかもしれません。
わたしは北京のホテルマッサージで不快なセクハラを受けました・・・。
変な人に当たったら我慢せずにすぐに担当を代えてもらいましょうね!
マレーシアで子連れ旅行をするなら気をつけておきたいこと

数年前のことですがマレーシアに子連れ留学していた日本人親子が滞在していたコンドミニアムで誘拐未遂事件に遭遇しています。
東南アジアではいまだに臓器売買のため、子供を狙った犯罪もあるのだそう。
マレーシアでもかなりレアな事件ではありますが、買い物や観光に夢中になって子供から目を離さないように十分注意してください。
マレーシア旅行前に準備すべきはWi-Fiと海外旅行保険
マレーシアに限らず、この2つはとても重要!海外旅行に行く際にスマホ利用と海外旅行保険はマストです。
Wi-Fiレンタルでネット環境を整える
旅先で何か困ったことが起きた時、ネットが使えると安心感が違います。
道に迷って危険そうな場所に迷い込んでしまった時、スリに逢った時、体調を崩してしまった時、すぐに検索して助けを求められれば大きな被害にならないことも十分あり得ます。
普段なら落ち着いて判断できることも、焦っていると思わぬ方向にいってしまう
ものです。旅慣れた人であれば現地のSIMカードを、そうでなければレンタルWiFiを準備しておくことをおすすめします。
レンタルWiFiは価格、品質、サポートなどを比較した結果わたしはグローバルWiFiをすすめることが多いのでぜひ参考にしてみてください。

海外旅行保険でいざという時に備える
実際にトラブルが起こってしまった時でも、海外旅行保険に入っていれば安心です。
万が一に備えて海外旅行保険には必ず入っておきましょう!
わたしは頻繁に旅行するため、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードをおすすめしています。
愛用しているメインカードはマリオットボンヴォイアメックス。
補償が手厚い(盗難補償50万円)上にマイルもたくさんたまるので、できればゴールドカード以上のクレカを1枚持っておくとかなり重宝します。
空港から自宅まで無料でスーツケースの宅配ができるのも神!!
とはいえ年会費が高いのでなかなか思い切りが必要かも・・・。そんな人におすすめなのが年会費永久無料のエポスカード!
エポスカードはなんと年会費無料で海外旅行保険が自動付帯されています!年会費無料のクレジットカードの中でも補償額が高く旅好きなら絶対持っておくべき1枚。
疾病・傷害治療費用 | 傷害死亡 | キャッシュレス診療 |
---|---|---|
疾病270万円・傷害200万円 | 500万円 | 〇 |
賠償責任 | 携行品損害 | 付帯 |
2,000万円 | 20万円 | 自動付帯 |
携行品損害の20万は少なめなので、高価な財布やアクセサリー、PCやiPhoneを持っていく場合は足りなくなる可能性があることは頭にいれておきましょう。
疾病、傷害治療費の200万円台はアメリカ以外であればわたしは許容範囲と考えます。
事情があってクレカを作れない人は通常の海外旅行保険でも全く問題ありません。

マレーシアの治安まとめ
今回はマレーシア観光で注意すべき場所と安全対策についてご案内しました。
わたしのおすすめを最後にまとめます。
近年経済発展をしてきたマレーシアですが、経済格差は日本以上。
そのためスリや強盗などの発生は増えてしまっているのが現状です。とはいえマレーシア人の国民性は多民族国家として、他の文化や宗教を受け入れる素晴らしいものです。
マレーシア旅行を楽しいものにするために、きちんと準備、対策をして旅行に備えてくださいね!
マレーシアをもっと知る
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