オランダのカテゴリーへようこそ!!
一面に咲き乱れるチューリップや張り巡らされた運河、風車の美しい国オランダ。
ゴッホやフェルメール、レンブラントなど世界有数の芸術家も多く輩出し、美術館に限らず、街なかや教会でも中世から近代の芸術作品に出会うことができます。
オランダの美術館は他国の美術館よりも小ぢんまりとしていてとっても素敵。毎日美術鑑賞しても全く飽きなかったのがオランダでした!
今回はそんな大好きなオランダの基本情報や観光情報を完全保存版でご案内します!
海外旅行に行くなら
海外旅行保険が絶対に必要
年会費無料のエポスカードは
無料なのに海外旅行保険付帯
(実はこれめちゃくちゃスゴい)
保険付きクレカをまだ持ってないなら
発行しない理由はありません
すでにメインクレカを持っていても
補償額は合算なので複数枚持ちがお得
オランダ観光記事一覧
当サイトのオランダ関連記事を一覧にしました。
気になる項目をタップすると該当記事にジャンプします。
オランダ基本情報
オランダ観光情報
オランダをお得に楽しむならチケットサイトの活用がとってもおすすめ!
オランダの娯楽施設やツアーに関しては、公式または日本語に対応している代理店で買うのがかなり一般化しています。
- GetYourGuide
└ レビューが多く、購入手順が簡単 - 楽天トラベル観光体験
└ 楽天ID・楽天ポイントがそのまま使える - Klook
└ 当サイト限定の割引クーポンが使える
わたしは日本語で購入できる、割引やポイントが貯まる、いちいちIDを作るのが面倒という理由で公式を利用することはほとんどありません。
ヨーロッパでは、取り扱いの券種やツアーが豊富なGetYourGuideで予約し、アプリで一括管理をすることが多いです。
klookなら当サイト限定の割引クーポンでお安く購入可能。テーマパークなど高額チケットを買う場合はぜひクーポンを使ってくださいね!
クーポンコード『KLOOKOHAYO』
☑2025年7月1日まで
☑上限1,000円まで
☑3回まで利用可
日本語現地ツアーであればおすすめはベルトラ。
ガイド付きで解説があると現地の理解が深まるので予算が許せばプライベートガイドがイチオシ。わたしもよく利用しています。
またガイドが英語でもよければ、GetYourGuideのツアーの種類もかなり豊富でおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
オランダ旅行はこんな人におすすめ
各国を周遊したわたしが独断と偏見でおすすめ度をまとめてみました!
海外初心者向け | |
---|---|
ショッピング | |
食事のおいしさ | |
物価の安さ | |
言葉の通じやすさ | |
子連れおすすめ度 | |
ベビーカーおすすめ度 |
オランダは治安が良く、ほとんどの人が流暢な英語を話すので海外初心者や子連れ旅行におすすめの国です。
日本からアムステルダムまでは、直行便で約11時間40分。KLMオランダ航空が直行便を運航しています。
長いフライトに加え、時差もあるので子連れだとちょっとグッタリしてしまいますが、着いてしまえば親子で楽しめるスポットも数多くありますよ。
物価は為替の関係もあり、日本よりも高く感じることが多いかもしれません。
また、オランダは建築物が有名で、建築を勉強している日本人にたくさん会いました。
確かに日本ではなかなか見ることのできないデザインの建物がたくさんあって、お散歩するだけでワクワクしてきます。美術館のレベルも総じて高く、冬の観光も楽しめるのが嬉しいですね!
事前に知っておきたいオランダの観光情報
正式名称は、ネーデルランド王国。
名前の通り、立憲君主国でありEUにも加盟しています。
首都 | アムステルダム |
---|---|
面積 | 約4万1000平方キロメートル |
人口 | 約1,747万人 |
公用語 | オランダ語 |
通貨 | EUR(ユーロ) |
宗教 | キリスト教(カトリック18%、プロテスタント14%) イスラム教5% 無宗教57% その他6% |
時差 | -7時間 |
ハイシーズン | お盆などの夏休み、年末年始 |
ローシーズン | 冬 |
オランダの公用語はオランダ語
オランダの公用語はオランダ語です。オランダ語は英語やドイツ語など、ゲルマン系の言語ととても良く似ています。
また、オランダ国内のフリースラントという州ではフリジア語という言語も、オランダ語と共に公用語として認定されていて、フリジア語は現在、英語に最も似ている言語として知られています。
こんにちは=Hallo!
ありがとう=Bedankt!
OK=Tot ziens
オランダの人々は英語が上手なのですが、一言でも挨拶を覚えておくと喜ばれるのでぜひ挑戦してみてください♪
オランダのベストシーズンとおすすめの服装
オランダは比較的温暖な海洋性気候に属し、日本のように四季があり、季節の時期も日本と同じです。
東京と比べると夏は涼しくて過ごしやすいのですが、冬の冷え込みは厳しくなっています。
オランダのベストシーズンは春から夏の4月~8月です。
4月~5月はオランダのシンボル・チューリップなどの花が咲く最も美しい季節ですが、気候が変わりやすいので、軽めのジャケットや折り畳み傘を持参することをおすすめします。
気候的にアムステルダムで最も過ごしやすいのは5月~8月。
日差しは強いのですが湿度は低く、気温も平均は20度~26度ぐらいで暑くても30度ぐらいです。
日中はTシャツで過ごせますが、朝晩や雨の後は夏でも10度前後まで冷え込むので、重ね着できる服装があると便利。
また、3月中旬~5月中旬はアムステルダム近郊の小さな町リッセで、“世界で、最も美しい春の庭園“と呼ばれるキューケンホフ公園が開園されます。
関連記事オランダ旅行おすすめの服装と現地で浮かないシーズン別コーデ徹底解説
オランダの通貨・両替情報
通貨はユーロ(€)です。
両替については空港のレートが良くないので街中の両替所がおすすめ。
クレジットカードが使える場所が多いので、クレジットカードを持っている方はそのままカードを使うか、街中にあるATMでキャッシングしたほうがお得!
関連記事オランダの両替ならクレカでキャッシングがお得!レート方法を比較してみた
オランダの物価
オランダの物価は日本より高いと感じることが多いでしょう。
オランダの外食は割高で、それなりのレストランでランチをすると15ユーロ〜25ユーロ。
ディナーだともっとかかります。
ビックマックセットも8ユーロと日本より高いですが、アムステルダムには、自動販売機にて約2ユーロ〜でコロッケを買うことができたり、1000円のセットやワンコインで食べられる場所もあります。
500mlのミネラルウォーターはスーパーマーケットで買うと約0.75ユーロ、駅の売店などでは3ユーロ程度。
スーパーで食材を買う分にはチーズなどの乳製品や野菜、果物、ワインやビールは日本よりも安く、肉類は日本とそれほど変わりません。
逆に、オランダではあまり食べられない魚や衣料品、日用品は割高です。
オランダでの宿泊は高級ホテルからドミトリーまで幅広く、アムステルダムの中心部で4つ星や3つ星のホテルに泊まるとなると400ユーロ前後です。
アムステルダムだけ異常に高いので、ロッテルダムやユトレヒトなど周辺の都市を拠点に宿泊するのが滞在費をおさえるコツ。
オランダにはトラム・バス・地下鉄があり、全て同じチケットで乗車することができ、1時間乗り放題のシングルチケットは、⒊2ユーロ、24時間チケットは8ユーロ、48時間チケットは13.5ユーロです。
タクシーの初乗りも2kmまでは7.5ユーロと、日本の公共交通機関よりは高いくらいかな。
オランダのチップ
オランダではチップの習慣はあるのですが、義務ではありません。
特別なサービスを受けた際やサービスに満足した場合は渡しましょう。
レストランでは会計の10~15%(サービス料が含まれている場合はチップは不要)、タクシーでも料金の10~15%が目安です。
ポーターやタクシーで重い荷物を運んでくれた時やルームサービスに対し、1~2ユーロ渡すともちろん喜ばれます。
オランダのビザ
オランダはシェンゲン協定国なので、観光でシェンゲン協定国内に90日以内の滞在であればビザは不要です。
オランダの治安
オランダは、ヨーロッパの中でも比較的治安が良い国ですが、オランダ在住の日本人や日本人旅行者による犯罪被害の届け出は年間100件以上!
軽犯罪が多発しているので注意が必要です。
治安の記事で詳しくまとめたので、旅行前に必ず目を通しておきましょう。
オランダの医療費
オランダではハウスアーツ(Huisarts)と言う制度があり、各家庭の専門医がいます。このハウスアーツは基本的なすべての診療科を勉強していて、総合病院での専門医に行きたい場合でもこの人達の紹介状なしでは行くことができません。
このようなハウスアーツが集まっている一緒に仕事をしている場所をハウスアーツン・セントラム(Huisartsen centrum)と言います。
旅行が病院に行きたい場合は、まず最寄りのハウスアーツ・セントラムに連絡して一時的に登録し、登録したハウスアーツ・セントラムに行って、診察を受ける形になります。(基本的には英語)
最寄りのハウスアーツ・セントラムはホテルの人が教えてくれますし、ホテルで病気等になった場合は、ホテルのドクターに診察してもらう事も可能です。
以下、アムステルダムにある内科の病院を二軒ご紹介します。
- DR. RUBEN S. VAN COEVORDEN
TEL: 020-644-1627
住所:MEDISCH CENTRUM BUITENVELDERT A.J. ERNSTSTRAAT 173, 1083 GT AMSTERDAM
診察時間: 月~金曜 08:30~12:00、要予約
休診日: 土~日曜・祝祭日
- Ziekenhuis Amstelland (Amstelland Hospital)
TEL:
020-755-7146 (ジャパンデスク)
06-51238854 (ジャパンデスク・緊急)
020-755-7000 (英語、一般)
0251-263313 (英語、専門医予約)
020-456-2000 (英語・緊急)
住所:Laan van de Helende Meesters 8、1186 AM Amstelveen
診察時間: 月~金曜 08:00~16:30、要予約
受付時間(ジャパンデスク):
月・水・木曜 09:00~12:00/13:00~16:00、火・金曜 09:00~12:00
英語: 可
支払方法: 現金、またはクレジットカード
必要書類: パスポート等の身分証明書、海外旅行保険証(保険会社の連絡先も用意)
入院: 可
詳細は代表リンクを参照。
※ジャパンデスクは、診察を受ける日本人の方に日本語での案内サポートを無料で提供。要予約
オランダの医療費は高いです。必ず海外旅行保険に入っておきましょう!
無料で海外旅行保険が付いてくるお得なクレジットカードをくわしく説明しているので、海外旅行保険をどうするか悩んでいる方はぜひ読んでみてください♪
関連記事年会費無料で海外旅行保険付きのおすすめクレジットカード
その他の病院や連絡先については外務省:世界の医療事情で詳しく確認できます。
現地特有の病気や対策も細かく記載されているので心配な方は目を通しておきましょう!
オランダの交通手段
国内の移動には、オランダ全土を網羅している鉄道が便利で、インターシティなどでヨーロッパ主要国にも行けます。
街中の交通機関はメトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)、バス、タクシーがあります。
メトロはアムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒトなどの主要な観光都市にあり、アムステルダムのメトロは4路線の運行で、チケットはトラム、バスと共通。
バスの停留所は主に鉄道の駅付近にあり、郊外に出かける時に便利です。
オランダでは流しのタクシーはなく、街中のタクシー乗り場からの乗車か電話で呼び出すのが一般的。
他にはエアポートシャトルバス、水上バス、ミュージアムポートや、自転車も便利な移動手段のひとつです。
オランダのネット環境
オランダ旅行ではGoogleマップを常に使っているのでネットが使えないというのはありえません。
オランダのカフェやレストランではフリーWiFiが使える場所が多いですが、タクシーなどの移動中ネットが使えないと困るので、SIMフリーの携帯を持っているならeSIMを使うか、空港で現地のSIMカードを購入するのが一番おすすめ。
近年、物理的なSIMの入れ替え作業が不要・ダウンロードで利用可能なeSIMも人気です。
- 物理カードが存在しないSIM
- 即日利用可能
- 驚きの低価格
eSIMのメリットはなんといっても紛失リスクがない点です。
また、本体の価格がかからないため、料金も従来のSIMと比べて格段に安くなりました。
空港やAmazonで物理SIMを購入するのもアリですが、売り切れていたり、到着が間に合わない可能性、欲しいプランがない場合も。
わたしも以前は空港で物理SIMを買うことが多かったのですが、ヨーロッパ旅行中に父がSIMカードをなくしてしまったことがあり、その時の再発行が大変面倒だったので、それ以来eSIMを愛用するようになりました。
eSIMはネット環境があれば現地でいつでも購入できるので安心。
わたしはAiraloのeSIMを愛用しています。
紹介コードを入力すると3ドル安く購入できるので、ぜひご利用ください。
割引クーポンコード
『MARIKO1056』
英語が苦手だったり、SIMフリーの携帯をもっていないなら海外WiFiレンタルのグローバルWiFiを事前に日本で手配しておきましょう。
とにもかくにもインターネットは必須です!
オランダのお土産
ストロープワッフルと言う、サクサクした薄めのワッフル生地にキャラメルシロップがサンドされているお菓子はお値段も手頃ですし、お土産売り場では可愛い缶入りのタイプもあっておすすめです。
その場で焼きたてを食べられるお店もあり、わたしはコーヒーや紅茶を入れたカップの上にワッフルで蓋をするようにのせて数分間置いたりして食べるのが好きでした♪
酪農国家であるオランダではゴーダチーズやエダムチーズ、山羊乳を使ったチーズやスモークチーズ、トリュフチーズ、クミンやクローブといったスパイス入りのものなどチーズの種類がとても豊富です!
お土産には少し持ち帰るのが大変かもしれませんが、牛乳やヨーグルト、バター、甘くない飲むヨーグルトのような「カルネミルク」(バターミルク)などその他の乳製品もとても美味しいです。
日本でもおなじみの「ミッフィー」の故郷ユトレヒトには、ミッフィーの生みの親であるディック・ブルーナさんが好きな「Theo Blom」と言うお菓子屋さんがあります。
こちらでは様々なミッフィーのお菓子が販売されていて、特に人気なのがミッフィークッキーです。日本人からとても人気ですので、思い出の一つとしてお土産にぜひ!
また、オランダのチョコレートもとても美味しく、ココアで日本でもおなじみの「ヴァンホーテン」はオランダの会社。
チョコレートをスーパーでも購入することができるので便利でおすすめです。
他にも、丸い形が特徴的な「ドロステ」やチョコクッキーで有名な「フェルカーデ」、フェアトレードのカカオ豆だけを使用している「トニーズチョコロネリー」などがあります。
「トニーズチョコロネリー」はチョコレート業界の児童労働問題を解決すべく設立され、児童奴隷を使わずにチョコレートを生産しています。
アムステルダムにある「Tony’s Store」では、自分でオリジナルのパッケージが作ることができます。
オランダの食事・グルメ
クロケットと呼ばれる日本で言うクリームコロッケに近いオランダのコロッケは、オランダではとても人気のある食べ物!
クロケットは形によって、細長い形のものをクロケット、一口サイズのものをビターバレンと呼び方が分けられています。
レストランやカフェから自動販売機まで様々な場所で手に入れることができ、濃厚でとても美味しいです!
日本人にも食べやすいオムレット(オムレツ)やフリッツ(フライドポテト)もぜひ現地で試してみてください。
フリッツは甘めのマヨネーズやカレーソースも人気ですが、結局のところプレーンが一番美味しい。
スープはエルテンスープ豆がメインで、ソーセージや玉ねぎが入っていることが多く、グリーンピーススープといえば通じます。
ランチならこのスープとパンでお腹いっぱいになれるぐらいの量がきます。
生魚が苦手でなければオランダならではのハーリングもぜひ挑戦してみてください。
若いニシンを塩漬けにして、上を向いてパクっと食べるのが正式な食べ方らしいです。
また、オランダではムール貝を安く食べることができます。
ムール貝はベルギーの名物では?と思ったかもしれませんが、ベルギーで食べられているムール貝は実はオランダ産。
白ワインで蒸された大粒のムール貝を食べながらビールを流し込むのが最高のひと時。
貝のポットの中にある余ったスープにバケットを浸して食べるのも美味しいです。
最後にオランダのアップルパイもお忘れなく!
オランダのアップルパイはパイと言うよりもケーキに近く、薄切りのリンゴがぎっしり入っています。
オランダの人気観光地・都市
オランダの中で特に日本人に人気のある観光地・都市をまとめました!
アムステルダム
オランダの首都で、運河の多い美しい街アムステルダムは見所がいっぱいなのでぜひ多めに時間をとってみてください♪
街は赤レンガ造りが美しく、東京駅のデザインのモデルとなったと言われるアムステルダム中央駅を中心に扇形に広がっています。
“アムステルダム”の語源ともなったダム広場には、王宮や郵便局本局として建てられた建築物を改装したショッピングセンターであるマグナ・プラザ、歴代の王や女王が即位式を行う新教会があります。
わたしが一番印象に残っているのはアンネ・フランクの家です。
「アンネの日記」で知られるユダヤ系ドイツ人のアンネ・フランクが、第二次世界大戦中に家族と隠れ家として使用していた家がミュージアムになっていて、日本語のオーディオガイドもあります。
また、美術ファンなら外したくないのが、レンブラントの「夜警」や「自画像」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」などがある国立美術館とゴッホ美術館!
アンネ・フランクの家とゴッホ美術館はオンライン予約が必須で、国立美術館は当日券も購入可能ですが、長蛇の列になることが多いのでチケットは事前のオンライン購入をおすすめします。
音声ガイドを借りてじっくり周りました。もともとゴッホ好きだったのが美術館に足を運んで以来さらにファンに・・・♡
ロッテルダム
ロッテルダムはオランダ第二の都市で、第二次世界大戦の時に破壊されてしまったため、他の都市と比べて近代建築が多いのが特徴です。
中央駅やハウルス教会からデ・ロッテルダム、キューブハウスなど話題のスポットも続々登場していて建築ファンの人気を集めています!
キューブハウスは建物のいくつかを合体して、StayOkayというユースホステルにしています。人気が高いので泊まりたい場合は早めの予約を!
photo by Sarah Sampsel
中世から現代まで幅広いコレクションを持つボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の、ブリューゲルが描いた絵画「バベルの塔」も必見です!!
生鮮品、グルメ、スーパーなど様々なお店が集まる屋内型のマーケットであるマルクトハルも外せません。広々とした吹き抜けのドームに描かれた壁画が圧巻です。
デン・ハーグ
”ロイヤルシティ”と言われ、王家とゆかりも深く、国会議事堂など政府機関が集まった行政の中心地であるデン・ハーグ。
13世紀から17世紀にかけて建てられた建物が集まっているビネンホフには国会議事堂、総理府などがあり、オランダ行政の中心となっています。
17世紀にブラジル総督オラニエ家のヨーハン・マウリッツ伯爵の私邸として建てられたマウリッツハイス美術館には、日本でも有名なフェルメールの「真珠の耳飾の少女」やレンブラントの絵画が展示されています。
独特の構図と唯一無二の技法の、だまし絵で有名なエッシャーの作品が展示されているエッシャー美術館はハーグ市立美術館の別館としてオープンした美術館です。
「昼と夜」、「滝」、「空と水」、「描く手」など世界的に有名なだまし絵の作品が並んでいます。
デルフト
デン・ハーグから近く、画家フェルメールの生まれ故郷であり、デルフト焼きでも有名な町デルフト。
町の中心であるマルクト広場には新教会と市庁舎が向かい合っていて、中央には”国際法の父”と呼ばれるグロチウスの像もあります。
他にもフェルメール・センターやフェルメールのアトリエだった建物、居酒屋券宿屋でフェルメールが幼少期を過ごしたメッヘレン亭、駅から南へ運河沿いを歩いて10分の所にある、名作「デルフトの眺望」が描かれた場所などフェルメールにゆかりの見所が満載です。
デルフト焼きと呼ばれるオランダ伝統の焼き物は、高級なお土産としても人気。
16世紀から生産されていて、白地にデルフトブルーと呼ばれる青い色の模様があしらわれています。
上品でとっても素敵なのでぜひ手に取って見てくださいね!
オランダの世界遺産
オランダには10件の世界遺産が登録されています。
《文化遺産》
- スホクラントとその周辺(1995年)
- アムステルダムの防塞線(1996年)
- キンデルダイク=エルスハウトの風車網(1997年)
- キュラソー島の港町ウィレムスタット市内の歴史地区(1997年)
- Ir.D.F.ヴァウダヘマール(1998年)
- ベームスター干拓地(1999年)
- リートフェルトのシュレーダー邸(2000年)
- アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域(2010年)
- ファン・ネレ工場(2014年)
《自然遺産》
- ワッデン海(2009年・2014年、ドイツ、デンマークと共有)
わたしが一番好きなのは、やっぱりキンデルダイクの風車♡
その他も気になるところがいくつかあるので、全部とは言わずとも色々周ってみたいですね。
子連れオランダ家族旅行の楽しみ方と注意点
外国は全体的に子連れフレンドリーな傾向にありますが、オランダはその中でもかなりレベルが高いです。
一般的に大人が楽しむとされている美術館も、子供が一緒に学んだり楽しめる施設がたくさんありました。
交通機関は4歳からお金がかかりますが、子供の乗車率も高く、子連れであったり、バギーを持っていても不都合はほとんどありません。
エレベータやエスカレータも旅行者が訪れる場所は設置してある所が多いです。
オランダでは日本のようにどこでも無料のトイレがあるわけではなく、デパートのトイレも有料(数十円程度)です。
オムツ替えの場所はデパートのトイレ、美術館にはありますが、授乳ルームあまりありません。
カフェで授乳ケープを使用しながら授乳しているお母さんもいて、公共の場での授乳には日本と比べて寛容なようです。
ベビーグッズ・ベビーカーは必要?
オムツやミルク、離乳食などのベビーグッズも普通にスーパーで売っているので現地調達も可能。忘れ物はあまり心配しなくて大丈夫!
石畳が多くベビーカーはあまりおすすめできません。持っていくならバギーが一押しです!
子連れ長時間フライトのコツ
日本からオランダのフライトは直行で11時間半から12時間かかります。子連れだとかなりの長旅です。
Amazonプライムビデオは事前にダウンロードしておけばネット環境がなくても再生可能なので、長距離フライトのお供にもおすすめ。
オランダの歴史
紀元前、現在のオランダにはゲルマン民族とケルト民族が住んでいました。
5世紀初頭までライン川南部はローマ帝国の支配化にありましたが、16世紀のカール5世の時代に神聖ローマ帝国の一部となります。
その後スペイン王フェリペ2世の専制主義に対する抵抗が表面化してくると、オランダ北部でオラニエ公ウィレムの統率の下反乱が起き、80年戦争が始まります。
1648年にウェストファリア講和条約によって連合州共和国として、オランダは独立した国家として認められます。
17世紀は黄金時代と呼ばれており、世界最初の株式会社と言われるオランダ東インド会社により繁栄の時代を迎えました。
オランダ東インド会社は商業活動のみでなく、条約の締結権・軍隊の交戦権・植民地経営権など喜望峰以東における諸種の特権を与えられた勅許会社です。
その後貿易利害をめぐり、数度にわたってイギリスとの戦争が勃発しますが、1795年に連合州共和国はフランス革命軍によって侵略支配され、バタビア共和国と名前を変更され属国となりました。
1813年にフランス帝政が崩壊すると再び独立を取り戻します。
オランダの北方では君主制主義者と共和主義者の間で権力争いが起こりますが、君主制主義者が勝利をおさめ、正式な首都はアムステルダムのままでしたが、政府はハーグに移されます。以前の共和制に戻るのではなく、新しく単一国家構造を採択しました。
1815年に現在のオランダとベルギーにあたる北方および南方オランダはオランダ王国として統合されウィリアム・フレデリックがウィレム一世として国王に就きました。これがオランダの世襲君主制の始まりです。
1830年に南方オランダは王国から離脱し独立国家ベルギーを形成しますが、ウィレム1世はこれを黙認し、さらに1839年にこの地方の王位を放棄したことから独立が正式に認められます。このベルギーの独立により、現在のオランダの国境ができました。
1848年にオランダ憲法の徹底的な改正が実施され、選出された議会の責任は王にではなく閣僚にあるものと定められました。これが議会制度を持つ立憲君主国の基本となっています。
第一次世界大戦においてはオランダは中立の立場を維持し、第二次世界大戦まで引き継がれましたが1940年5月にドイツに侵略し、その後5年間占領されます。
オランダは第二次世界大戦までは多くの植民地を保有していたが、1945年以降その多くが早々と独立していきました。
wikipediaで更に詳しい歴史を見る>>>オランダの歴史
オランダをもっと楽しむ
シティパス
オランダで使えるシティパスを調べました。通常3つの選択肢がありますが、コロナでオランダパスが発売中止だったので今回は2つに絞って説明します。
わたしが一般的な旅行者にすすめるなら、アイアムステルダム・シティカード。
変更もあるので、到着後観光案内所で最新情報をゲットしておきましょう!
対象エリア | 対象施設 | 料金 | 公共交通機関 | |
---|---|---|---|---|
アイアムステルダム | アムステルダム | 70以上 対象外施設注意 |
60ユーロ(24時間) 85ユーロ(48時間)etc |
◎ 運河クルーズ |
ミュージアムカード | オランダ全土 | 450以上 | 64.9ユーロ | × |
オランダパス | オランダ全土 | 対象外施設注意 | – | 選択可能 |
アイアムステルダムシティカード(I amsterdam City Card)
アムステルダム単独で色々周りたいなら絶対おすすめ。
市内の乗り物が乗り放題、美術館や運河クルーズが無料になりとってもお得です!わたしは72時間チケットを愛用しているGetyourguideを使って購入しました。
- 24時間(60ユーロ)
- 48時間(85ユーロ)
- 72時間(100ユーロ)
- 96時間(115ユーロ)
- 120時間(125ユーロ)
ただし人気2トップのゴッホ美術館、アンネフランクの家では利用できないので(ズルいよね笑)計算を間違わないよう気を付けてくださいね!
ミュージアムカード(Museumkaart)
その他の地域も周遊するならミュージアムカードもあり。
400の美術館、博物館が1年間入場無料。しかもたったの64.9ユーロというので購入の筆頭候補でしたが現在は旅行者の場合ルールが変更になりました。
31日で5回しか利用できないので、ちょうど5つくらいの施設を周る人にはぴったりですがわたしには少し足りない…。
1つ13ユーロ以上する美術館に絞ってミュージアムカードを使い、そのほかは個別購入で対応しました。うまい使い分けができて満足しています。
各シティパスの詳細比較へ別の記事にまとめました。
現地ツアーに参加する
オランダは比較的治安もよく個人旅行でも十分楽しめます。
しかしおそらく想像以上に大きな都市なので、限られた時間での移動リスクや、トイレの場所、重要な場所の見逃しを避けることを考えると、不慣れな方は現地ツアーに参加するのがおすすめです。
わたしもオランダガイド倶楽部で半日現地の日本語ガイドを利用し、オランダの生活や文化について沢山教えてもらいました。
おかげで記事がより充実したものになり大変満足しています。
また最近のお気に入りはGetYourGuide!
ツアーの種類が豊富で、チケットの取り扱いも多くおすすめです。眺めているだけで楽しくなるものがいっぱいあるのでぜひチェックしてみてください。
観光の注意点
アムステルダムはオランダ国内では最も治安の悪い都市と言われています。日中は旅行者も多く普通に観光できますが日本とは全くレベルが違います。
ヨーロッパ旅行ではスリとの遭遇が日常茶飯事。
どんな都市でも旅行者の多い中央駅周辺や観光地周辺は注意が必要です。
万が一に備えて準備しておきましょう。
たとえば
- 海外旅行保険付帯のクレカを使う
- 現金は100ユーロ以下で基本クレカ払い
- 高くても治安重視でホテルをとる
などは必須レベルでおすすめしたいです。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、ぜひこの機会に1枚作成されることを強くおすすめします。
特に、年会費無料で海外旅行保険自動付帯のエポスカードは作らない理由がありません。
(エポスカードというと一般的には“マルイのカード”というイメージが強いですが、実は年会費無料で海外旅行保険が自動付帯なのは他の無料カードにはない隠れた魅力。未所持の方は迷わず作って損はないですし、年会費のかかるカードに苦手意識がある方の選択肢はエポスカード一択です。)
旅行の準備は「オランダに必要な持ち物と便利グッズを旅のプロが徹底解説【チェックリスト付】」を見ればバッチリ♪
ガイドブック
オランダ関連の書籍を10冊以上読んでおすすめしたいガイドブックをまとめました。
正直その国をしっかりと堪能したいなら地球の歩き方1択といっても過言ではありません。
ツアーガイドや旅慣れた人が購入するのはやっぱり地球の歩き方。
全467ページはもはやガイドブックというより教科書レベル。
内容もかなり充実しており、その国の文化、歴史、生活習慣なども理解できるため旅の満足度が格段にあがります。
20年旅を続けて痛感していますが、まったく知識がない場所だと人はなかなか感動できないものです。背景を知って初めて心に響いたという経験が何度もあります。
アムステルダム、ハーグ、デルフト以外の地方都市の情報が詳しく載っているので周遊するには欠かせない1冊。
オランダのハイライトはもちろん、美術館内の見どころや、オランダ料理などグルメに関しても詳しく紹介されています。
現地で体調を崩した時や犯罪に巻き込まれた時の連絡先や緊急時の医療会話まで載せているのは本当に素晴らしいと思います。
また、kindle版のみ分冊版があるため、オランダにしか行かないという方は分冊版がおすすめです。
通常版よりお値段が安くなるのが嬉しいですね♪
オランダの基本情報まとめ
オランダは欧米人からもとても人気の高い旅行先です。
建築や芸術、自然など見どころがたくさんあって、とても刺激的な時を過ごせるのではないでしょうか。
ゴッホ美術館、エッシャー美術館をはじめ、オランダの美術館が今まで観た中で一番楽しめたような気がします。
ぜひ次の旅先の候補として検討してみてくださいね!
次へ>>世界70ヵ国以上を旅したわたしが旅好きにおすすめするクレジットカード7選
オランダをもっと知る
東京⇔オランダの航空券は中東経由が1番が安いです。個人旅行が好きならエクスペディアで一括検索がおすすめ!!往復たった10万円のチケットが見つかることも・・・。
好きなホテルと組み合わせて自分のオリジナルツアーを作るのも楽しいですよ!乗り継ぎが悪いので個人的には直行便が断然おすすめ。
公式リンクエクスペディアで格安航空券をみてみる
アムステルダムでぜひ泊まっていただきたいのがピューリッツァーアムステルダム。
17世紀と18世紀築のカナルハウス25棟を連結した素晴らしいホテルはここでしかお目にかかれません。
アンネフランクの家にほど近く、運河も見られるお部屋を取ればオランダを堪能できますよ!
モダンで朝食も美味しい誰にでもおすすめできる一押しのホテルです。